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Ria_cha
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コメント
1件
うわ……第15話、めっちゃ重かったです🥀 えとの「やめて!触らないで!!」の叫び、心臓にグサッときました。あのシーン、感情が爆発してるのに、自分を最低だって責めてるのがもう…切なすぎる。それなのに、あおちゃんたちは知らないふりして「おかえり」って言ってくれるの、優しさが染みるけど同時に苦しい。 それと、大事にしてたシャープペンや髪飾りを譲ってく行動…「いらない」って言いながら、実は何か別の意味がある気がして、気になりすぎます。夏祭りのシーン、みんな笑ってるのにえとだけ浮いてる感じが、読んでて胸がぎゅっとなりました。 Ria_chaさん、この重さと繊細さ、すごいです。続きが気になる…!🌙
夏休み終了の一週間前の退院日
私は、普段なかなか来ない 自然公園を訪れた
えと
考えを逸らしたくて、わざとらしく 声に出す
休みの間、ほとんど「楽しい」と 思えなかった
入院中も、常にあの日のことを
みんなに励まされたときのことを 考えていた
ゆあん
えと
ぽん太
えと
のあ
えと
ヒロ
えと
私は感情に任せて、乱暴に言う
手を肩にかけようとしてきたヒロを 睨みつけ、その手を力一杯に叩く
私、最低だ………
それでもなお止まらずに振り動かされる 私の拳を、みんなが避けている
やめて、やめてよ と叫ぶ私を
信じられないという目で見るみんなが 怖くて
人が怖くて
いつもいつも、どうせ嘘でしょって 人を信用しない
信用できない自分が嫌で、怖くて
一人がいいのに……
怖いから……
病室が、みるみるうちに暗くなっていく 気がする
えと
ハッと周りを見ると、みんなはいない
目の前が歪んで見える
えと
目から塩味の雫が流れ落ちてくる
私はそれを乱雑に拭いながら
ひたすらに、なんでなんでと
小さく叫んでいた
えと
というか、あれ以来お見舞いに来たのは あおちゃんだけだ
えと
思った事を音にして、無理にでも笑えば 罪悪感は消えると思った
けれども世の中は、単純じゃなくて
そう簡単に、上手くいくわけがなくて
ガチャッ ガチャン
ゆあん
えと
ゆあん
えと
のあ
るな
どぬく
なおきり
たっつん
もふ
えと
ウッ………許す
みんな、あの日が嘘みたいに“普通”に 振る舞っている
退院日を知らなかったなんてのも嘘だ
事前にひなこさんから連絡があって
「えとは言いたくないみたいだけど 一応言っておくね」
「でも知ってるってなったら、より自分のことを話さなくなると思うから 知らないふりとか、お願い」
じゃぱぱは“嘘”の為の打ち合わせをした
「帰ってきたら、言ってよ!って 知らなかったふりをしよう」
ゆあん
えと
頷いた
それだけでも俺は すこぶる嬉しいと思った
えと
ゆあん
そういえば、この前買った服
たっつんが貸して欲しいって 言ってたっけ
ゆあん
えと
クローゼットに入ろうとしたところで えとと出くわした
ちなみに、うちのクローゼットは ウォークインで
いつもクローゼットの中で着替えている
ほんの一瞬、気まずい空気が流れた
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えとは、俺の手に無理矢理持たせると すぐさま去ってしまった
手を開き、見つめる
それは、えとが大事にしていたはずの
淡い橙色から桜色にも似た紫色への グラデーションが目を引く
一本のシャープペンシル
10歳の誕生日に、俺があげたものだ
えとは、気が付いているのだろうか
不可解に思いながらも、リビングに戻る
ゆあん
俺はさっと物陰に隠れる
えと
のあ
えと
のあ
えと
のあ
またしてもえとは、私物を譲渡していた
今度はひなこさんに貰っていた
夏を想わせる爽やかなターコイズの リボンの髪飾り
しかもこれまた大切にしていたものだ
えと
のあ
あれ、ゆあん何やってんの?
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
えとの奇怪な動きを、俺は話した
じゃぱぱ
ゆあん
そう、なのかな
でも、他にもいらなそうな物はあるよね
じゃぱぱ
じゃぱぱが笑ってニヤけても 俺は考え続けた
結局、わからなかった
のあ
えと
のあ
えと
るな
のあ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
………
じゃぱぱ
うり
ゆあん
みんなが笑う
私も"笑う"
夏休み最後の日、夏祭りに来た
色々とあったから まだ今年は来られていなかった
姉ちゃんも誘ったんだけど、仕事らしい
私たちのために ずっと頑張ってくれている
だけどお祭りは、一緒に来たかったな…
のあ
えと
じゃぱぱ
るな
るながパワフルに答える
ぽん太さんのように 本当にいつも元気だな、るなは
私とは、真逆
もふ
なおきり
シヴァ
ヒロ
ヒロが空を指差しながら言う
無意識に、その空を見上げた
お祭りの明るさのせいで 星は綺麗に見えないけれど
闇の色をした開放感に、憧れを 抱いてしまう
るな
えと
受け答えるは、活力の欠片も無かった