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この狸…みたいな動物はピーくん。
元々城で飼ってたツァンカっていうインドかどっかの化け物かなんかやったんやけどね、、
彼奴らが危険やー！！言うて逃がしたねん。
ぴーっ！ぴーっ！
ピーくんは喜んだようにぴー、っと鳴いていて、 とても可愛らしい。
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ぴぃ、？
すると、ピーくんは不思議な顔をして、 俺が縛られている縄を見ていた。
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ぴーくんには、悟られないようにしなきゃね、笑
ぴーくんには心配かけちゃあかんし。
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そう言うと、少ししょんぼりしたような顔をするピーくん。
ピーくんはこちらを見上げており、体の隅々まで見ている。
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がりっ…！！
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すると、ピーくんは急に俺と木を縛っていた 縄に噛み付いた。
がぶっ"……
ぎりぎり、…"
耳に気持ち悪く、酷く濁った音が流れる。
何この音、、！！！
へんなかんじ、…する
きもちわるい
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と、ピーくんを引き止める。
ピーくんは不思議な顔をして此方を見ている。
流石にこんな音をずっと聞き続けるのは御免だ。
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ぴーっ！
分かった、と言っているような顔をしてそういったピーくん。
そして、動きながら縄をじーっと見つめている。 解けそうな所を探しているだろう。
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ピーくんのおかげで、ちょっとだけ…楽しめるな。
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Next→♡50 ここまで読んでくださりありがとうございました！
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