シヴァ
……はぁ
部屋に戻って1つため息。
少し言いすぎたかなとも思うが、今となってはもう引けない。
シヴァ
にしても…初めて見たかもな、なおきりさんのあんな姿…
優しくて、明るくて、元気をくれる兄貴、それがなおきり。
たった一つのことが原因であんなに泣きそうに訴えかけるとは思わなかった。
それでも、みんなを守るため。
俺が原因だからしっかりしないと…
全員を守る、誰もタヒなせない。
それが今の使命。
シヴァ
………
シヴァ
……ッハハ……やべ…
俺は壁に寄りかかり座り込む。
俺の左目はもう…
緑を無くしていた。
別部屋
もふ
どぬくさん、なんか見つかった?
どぬく
なぁーんにも。ほぼ隠されてることとデマばっかり
どぬく
こうなるとインターネットって役にたたないね…
もふ
とはいえ、本や人に聞いても無駄だろうね…
もふ
情報量が少なすぎるよ…
2人で情報集めをお願いされた。
黙々とPCをカタカタする時間が過ぎていく。
だが、それに比例するように情報が増えるわけでもなかった。
もふ
……目が疲れる…
どぬく
大丈夫?休憩しておいたら?
俺は大丈夫だからさ♪
俺は大丈夫だからさ♪
もふ
………うん。じゃぁちょっと寝るね。ありがと…
正直、眠たい訳では無い。
疲れてるのは本当だが、最近どぬくが妙におかしく感じる。
何かを探れればいいんだが…
どぬく
おやすみ…♪
もふ
ん。
軽くてを振ってベットに潜る。
時間をかければ眠たくなってくると思ったが、そうでも無かった。
変に眠れず寝たフリをしてやり過ごす。
不意に、カタカタという音が止まり、足音が聞こえる。
どぬく
…ね、もふくん……ねちゃった…?
起こさないよう配慮をしてるのだろう、後ろで小声で話しかけられる。
寝たフリをして無視をした。
どぬく
……俺…さ……怖いんだ…
どぬく
るなさんが…怖い…
どぬくのこえは震えていた。
なんでも言ってくれるのは信頼してくれている証。
いつもふわふわして和ませてくれるどぬくがここまで怯えること、それが気になる。
どぬく
ちょっとだけ…聞こえちゃったんだ…
どぬく
あのね……あのね…
\コンコン/
控えめなノックが部屋に聞こえる。
何か言いたそうなどぬくは、その場を去った。
俺の耳に、苦しそうな息を残して、