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~みーちゃんの小説大会第2弾~
2回目の小説大会も 参加させて頂きます。
今回のお題は「兄妹恋愛」
張り切って挑戦して行きますので 暖かい目で御視聴下さい。
葉月 未奈
杉浦 奏多
それでは本編に参ります。
お兄ちゃん~!!
私ね!テストで100点取ったの!
凄いでしょ~!!
お兄ちゃん大好き~!
あのね!私大きくなったら!
お兄ちゃんと 結婚する!
ピピピピッ ( ⏰ 𓈒 𓂂𓏸
今日も昔の自分の夢を見た。
私はもう高校1年生だけど…
お兄ちゃんが本当に大好き。
昔から優しくて、
ずっと寄り添ってくれて、
私のたった1人のお兄ちゃんだから。
でも…
小さい頃に私が言った事。
今思えば叶わない夢。
「結婚する」
本当に出来たら良かったのに。
血の繋がった兄妹だからこそ、
お互いに支え合って生きていた。
だけど…
その血の繋がりが私を困らせる。
私は1番お兄ちゃんを愛している。
でも…
いつかはお兄ちゃんも結婚をする。
私とは別の女性と。
そんなの嫌だ。
嫌だ嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌だよ…
でもそんな私の声が届くはずも無く。
いつの間にか6時半となっていた。
ぼ~っとしていた私だけど…
扉が“とんとん”と叩かれた。
杉浦 奏多
お兄ちゃんだ…
私は最低な妹だ…
お兄ちゃんの幸せも考えれない。
こんな妹でごめんね…
葉月 未奈
今の自分は 本当の私じゃないのかもしれない。
でも…明るく振る舞うの。
“お兄ちゃんの為に”
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
私は高校1年生。
お兄ちゃんは高校3年生。
お兄ちゃんはそろそろ成人か…
私はお兄ちゃんが好き。
likeじゃないの…
Loveの方で。
お兄ちゃん…大好きだよ…?
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
ダッ ( 走
ごめんね…
お兄ちゃんの言葉も聞かずに走って。
変な事聞いてごめん。
本当に何をしているのだろう…
好きな人に迷惑をかける自分が嫌い。
大嫌いだ。
そして私はいつも通り授業を受けて
いつも通り部活動もして
いつも通りの学校生活を送って
全てが終われば家に帰宅する
今日も同じ道を来て
同じ道を戻り帰宅する。
今日も
明日も
明後日も
明明後日も
1週間後でも
1ヶ月後でも
私はこの生活を繰り返して
1日の半分はお兄ちゃんの事を考える
私は最低な人間だ。
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
そう言うとお兄ちゃんの背中は いつの間にか遠くに行っていた。
お兄ちゃんの表情は何処か寂しそうで
今日のお兄ちゃんはいつもと違った。
月夜 蒼太
葉月 未奈
この子はお兄ちゃんのお友達。
良く悪戯をしてくるけど…
とても優しい人。
月夜 蒼太
月夜 蒼太
葉月 未奈
月夜 蒼太
月夜 蒼太
葉月 未奈
月夜 蒼太
軽く笑みを零す彼は私を見つめると
月夜 蒼太
そう言って1つの紙を落として行った
葉月 未奈
葉月 未奈
蒼太の言葉を思い出せば思い出す程
私の顔は自分でも分かるほどに
赤く染まり照っていく。
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
蒼太が落とした紙には数字の5桁
14106
としか書いてはいなかった。
葉月 未奈
葉月 未奈
私だって隠してる事なんて沢山ある
だけど2人は何か違う
大事な事を隠してるような
大事な事を隠されているような
そんな気がするんだ…
葉月 未奈
大好きなお兄ちゃんが…
大事な話って何だろう…
私の事嫌いになったかな、
でも…
私も言いたい事言えるチャンス
“掴んだチャンスは逃すな”
私はいつしかこの言葉を胸に抱え
ずっと生きてきた
私は私のやりたい事をしてやる。
待っててよ…
お兄ちゃん。
葉月 未奈
と私は声を上げたが返事が無い。
お兄ちゃんは先に帰ったはずなのに
葉月 未奈
私は1つだけ思い当たる場所があった
私達の家には隠し部屋がある
お兄ちゃんにはず~っと 開けては行けないと言われてきた。
でも今は開けてもいいよね…
隠し部屋に行く方法は…
私は近くにある本棚の前に立った。
そして1つの本を手前に引き出す
“ ゴゴゴ ” と 大きな音が広がった。
そして本棚の隣に道が開いたのだ。
葉月 未奈
私は勇気を振り絞り1歩を踏み出す。
葉月 未奈
杉浦 奏多
お兄ちゃんが何かに手を合わせている
……?
仏壇…?
何か男性と女性の2人の顔が、
ぁ ゛ ッ 、
私は頭に走る激痛に耐えられず…
そのまま意識を途絶えた。
未奈~?
なぁに~?
お母さんね~! 再婚する事になったの!
そうなの!?
新しいお父さんの所に 行くんだよ~!
やったぁ~!!
そしてお兄ちゃんも 居るんだって~!
未奈にお兄ちゃんが出来るの!?
そうだよ~!
未奈は良い子だもん! お父さんとお兄ちゃんと仲良くなる!
未奈なら仲良くなれるわ!
お母さんだ~いすきっ!
お母さん……?
お母さん……!
お母さん!
お母さん!
何で先に逝っちゃうの……
こんな時に電話、?
って……嘘、でしょ、?
お父さんが事故に巻き込まれた、、?
嘘だ、、
お母さんもお父さんも……
何で私を置いていくの?
新しいお父さんも お兄ちゃんも出来た。
私は楽しい人生を送るはずだった。
お母さんもお父さんも 先に逝っちゃった。
私…この頃何歳だっけ、笑
小学一年生位かなぁ、
そこからお兄ちゃんと2人暮らしか、
一度は施設にも預けられたっけ、笑
もう…記憶が曖昧だな、笑
__ !
み _ !
_ な !
__ !
未奈 !
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
杉浦 奏多
杉浦 奏多
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
月夜 蒼太
未奈は俺の__の人ッす!
???
貴方は誰……?
貴方は私の何……?
暖かい存在の貴方。
昔から覚えてるその言葉。
昔から、?
葉月 未奈
ありがとう、
お母さん.
お父さん.
お兄ちゃん.
大好きだよ、
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
お兄ちゃん!
杉浦 奏多
葉月 未奈
私は勢い良く家を飛び出した
杉浦 奏多
奏多が軽く零した言葉は
誰にも届くことも無く落ちていった
葉月 未奈
月夜 蒼太
葉月 未奈
月夜 蒼太
葉月 未奈
葉月 未奈
月夜 蒼太
葉月 未奈
俺の__の人
葉月 未奈
月夜 蒼太
葉月 未奈
葉月 未奈
月夜 蒼太
俺の初恋の人.
葉月 未奈
月夜 蒼太
ありのままの未奈。
おっちょこちょいな未奈。
いつも元気な未奈。
全部が大好きっす。
自分自身を壊す未奈とか
無理してる未奈は好きじゃないっす。
月夜 蒼太
そう言って彼は走り去っていった。
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
お兄ちゃんが好きなんだ。
勿論蒼太も大好き。
でもお兄ちゃんは特別なの。
葉月 未奈
お母さんと奏多とお父さんの言葉。
私はこの言葉を信じている。
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
未奈が好きだ .
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
杉浦 奏多
葉月 未奈
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
“ 奏多 ” だけだから ッ !
杉浦 奏多
互いの鼓動の音が響き渡る
“ どくん ”
“ どくん ”
心臓の音が高鳴る中1人が声を上げる
葉月 未奈
葉月 未奈
その言葉を遮るようにもう1人が言う
杉浦 奏多
私の知ってる“ お兄ちゃん” の口調で
“ 奏多 ” が 発言をする
葉月 未奈
私は“ 奏多 ” に そう答えた。
私はもう1つやり残した事がある。
体の後ろに手を回して携帯を取る
私の本心を気づかせてくれて
私に勇気を与えてくれた人に
“ ありがとう ” と 一言だけ メッセージを送った。
葉月 未奈
杉浦 奏多
葉月 未奈
杉浦 奏多
~ 2人のお供え ~
葉月 未奈
お母さん 。 お父さん 。 私はお兄ちゃんでは無く 奏多と付き合うことにしました。 お兄ちゃんは義理の兄で 私の本当のお兄ちゃんでは無いことを 知った時には驚いたけれど 私はお兄ちゃんだった 奏多と付き合え.嬉しく思います。 私を支えてくれた友達も居て 私は人生で最高の “ チャンスを掴めました ” これからも私達を 見守って居てください。 血が繋がってなくとも 貴方は私のお父さんです。 血が繋がっているお母さんも 私は大好きです。 また明日おはようと 言わせて下さいね。 今日もゆっくりお休み下さい。
杉浦 奏多
俺は全てを知っていたけれど 本心で未奈を好いていたから 中々言い出す事が出来ませんでした。 だけれど 未奈が聞いてくれた俺に対しての質問 これは俺の心に響く言葉で 今日未奈へ気持ちを伝えることが 出来ました。 2人が居ないのは寂しいけれど これからも2人で支え合い これからは兄妹という関係でなく 恋人同士という関係で 共に生きていこうと思います。 これからも優しく 俺達を見守ってくれると嬉しいです。
葉月 未奈
杉浦 奏多
一息をつく2人の若者。
チャンスを掴み取った2人は これからも幸せを築くであろう。
それを1番分かっているのは 本人なのだから。
葉月 未奈
葉月 未奈
杉浦 奏多
これからも笑顔が増えますように。
これは2人の共通の願いである。
宇宙
宇宙
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宇宙
宇宙
宇宙
宇宙
宇宙
宇宙
宇宙
コメント
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チャットノベルの良さを引き出してここまで感動的なストーリーを生み出すなんて…同じ書き手として完全に打ちのめされました(:3 _ )= 交差する二人の思い、隠されたエピソード、未奈の純真すぎるが故に複雑に行き交う心情…全てが完璧です。ラスト1タップに至るまで読者を飽きさせない、最高の恋愛模様でした!👏
まじでたまらん!!!! 最高~!!!!!!!w もうやばい!奏多推す!! 改めて奏多神ってる~!!! 宇宙ちゃんも神ってる!!!! なんかさ、宇宙ちゃん本当に血の繋がってる兄妹恋愛だと思ってたのね!それで実は義理の兄妹でハッピーエンドとか最高! 読んでる間もニヤニヤ止まらなかったし!w蒼太も今回も良い人お疲れさんでした~!! 数字で愛してるっていう意味あるんだね!未奈~!本当にいいな!制限がぁぁあ