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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

Prolog_

ど、どうしてここに連れてきたの?

優雨

ここなら追って来ないし、
静かだから大丈夫かなって

分かったけど…話って何?

優雨

小さい時に言えなかったんだけど…

優雨

俺、舞が好きなんだ

んえ?

見た目変わりすぎだし再会してすぐ告白って… 頭追いつかない!

ん?これ告白…?

なんでこうなったの?!

あんたいつまで寝てるのよ!

ん~、まだ寝かせて…

今日から高校生でしょ、遅れてもいいの?

これ以上私に迷惑かけないで頂戴、
世間から何言われるか分からないんだから

母はいつも世間体ばかり

早く起きなさい!

柔らかい布団を母はどかした

…おはよう

早く起きれば良いのよ、早く学校行ってきなさい

…分かった

毎日世間的を気にする

私は制服に着替える事にした

制服に袖を通した

…よし、これで大丈夫だよね…?

忘れ物が無いか周りを見渡した

…友達できるかな

小さな声で少し呟いた。

お母さん行ってきます。

舞、ちょっと待ちなさい

…どうしたの?

変な行動しない様にしなさいね、
周りになんて思われてるか分からないから

やっぱり母は周りを気にする。

まあ、舞はそんな事しないか

あの子みたいになって無いもんね

あの子?

忘れたの?幼稚園から小学生中学年まで
居た近所の佐藤優雨君

覚えてない?

覚えてるけど、

あの子みたいに好きな服着させた
おバカな親に子供真似しないようにね

あんたが前にその子と遊んでから
あんたがズボンを履きだして困ったのよ

お母さん、もう会わないと思うし
私学校行かなきゃ。

あら、つい長くなっちゃったわ。

とりあえず早く行ってきなさい

私は重い玄関のドアを開けて閉めた

お友達出来るかな…

いつも自己紹介で噛んだり 話しかけれなくて友達が出来ないから不安

よし。

私なら出来る!

と私は大声で意気込んだ

住人

うわっ

す、すみ…ません!

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!

私は恥ずかしさのあまり走った

校門

…はぁ…はぁ…

走ったせいで息が乱れて苦しい。

私は深呼吸をした。

…はぁ…はぁ…、

もうちょっと運動しとけば良かった…

先生

後もう少しでクラス表下げるぞー

え?!

急がないとクラスが分からなくなる

…1年A組かぁ…

誰1人しらないこばっかり… 1人くらい同じがっ学校だった子居てもいいのに

1年A組はここの角曲がったら良いんだよね?

『トントン』

は、はい?

え、何か私悪い事したのかな?

優雨

あの…舞だよね?

え?なんで私の名前知ってるの?

優雨

覚えてない…?
幼稚園の時遊んだリしてた

優雨

優雨だよ

ゆ、優雨ってあの佐藤優雨?

優雨

うん

…でも名前違かったよ?

優雨

親の事情で名前が変わったんだよ

そっか。

優雨

後さ…少し話したい。

本当に優雨君なら見た目も身長も変わったな…

モブ女

あ、優雨君!

優雨

げっ、

??

優雨

舞ちゃん来て。

え?

優雨君に手を引っ張られそのままついて行った

ど、どうしてここに連れてきたの?

優雨

ここなら追って来ないし、
静かだから大丈夫かなって

分かったけど…話って何?

優雨

小さい時に言えなかったんだけど…

優雨

俺、舞が好きなんだ

んえ?

優雨

まだ理解出来ないだろうけど、
ずっと小さい頃から好きだ

え、え?

優雨

言葉に出来ないほど好きで…

優雨

好きで…ずっと。

ちょっ、ちょっと待って

そんな好きばかり言われても
理解できないし追いつかないよ。

優雨

ご、ごめん。

優雨君は顔が真っ赤なりんごみたいになってた

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