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ちょっとこれから前置きなく始めていきたいなと思います。

でもその前にひとこと言わせてください。

投稿遅れてほんますみませんでした。母から一回書き始めた物語は最後まで責任もってやりや。と言われたのでちょっっっっっっっっとだけ頑張っていきます。

あ、あともう一つ。ちょっと話に矛盾があったんで修正しておきました。また一から見るとちょっと楽しいかも...?

はい。てことでどぞ

誰や?と、聞いてきたやつに俺は心当たりがあった。

甘えるのはうまい癖に、弱みを見せるのが下手くそで

俺より後に入ってきた俺の後輩みたいな奴で

誰よりも強い癖に誰よりも弱い奴。

トントン

ゾム、この人は敵とかちゃうで?

トントン

そんな威嚇すんなよ

そう、ゾム。俺のかわいい後輩だ。

だからこそ、俺は今感じている。

ゾムからひしひしと伝わってくる、物凄い視線を。痛い。痛いですゾムさん。

お願いだからその痛い視線をや”め”て”ー!

俺のかわいい後輩を返せッ!

そんな視線受けたん初めてなんすけどッ!

と、俺が心の中でふざけていると、ゾムが低いトーンで威嚇するように

ゾム

敵ちゃう?よう言えたもんやわ。

ゾム

ロボロの見た目真似しやがって。俺らに喧嘩売りに気とんか?

と言った。知らんよ!俺やって好きでこんな見た目してるんちゃうねん!

とは思うものの、ゾムの気持ちもわからんでもない。

天世(あませ)

ゾ、ゾムさん、話を

と言ったところで

ゾム

俺の名前を気安く呼ぶな。

と怒られた。気安かっただろうか?

とりあえずこの場をどうにかしなければ久しぶりのお城に入れなくなる。

どうしようか。と考えていると

トントン

ゾム。とりあえず通してくれ。総統からも許可は下りてるんや。

と、トントンがフォローを入れてくれた。ありがたい!と思ったのも束の間。

ゾムが

ゾム

こいつが軍に入って来るんやったら俺はこんな軍抜けさせてもらう!

そう怒号を響かせた。

まさかこんなことになるとは思っていなかった俺もトントンも目を見張っていた。

そんなに嫌なんかと思った。正直すごくショックだった。久しぶりに皆に会える。それだけで嬉しかった。

なのに、なのに…!

あれ?それだけで嬉しかった...?会えただけで?本当に?じゃあ何で、今俺は涙を流しているんだ?

そう気づいた瞬間俺は急いで顔を伏せた。驚きだった。改めて、自分がどれほど軍を、皆を愛しているのかを知った。

いつまでもこうしている訳にはいかないと、涙を拭って前を向くとそこには、泣いているゾムがいた。

天世(あませ)

ゾ、ゾムさん…?

声をかけた瞬間、ゾムは自分が泣いていることに気づいたらしく、どこかへ走っていってしまった。

結局何も解決しないまま、俺は軍の中へ入るのだった。

いい意味で何も変わっていなかった。

おかしいくらい相変わらずの綺麗さだった。

ドウシテ?

俺が居なくなって、やらなくていいはずの仕事が増えたんだろ?

休める時間が減ったんだろ?

俺のために戦争して、軍を拡張してくれて、忙しいハズなのに

なんでこんなに綺麗なんだよ。

なんでこんなに頑張るんだよ。

なんで、そこまでやれるんだよ。

また、目の中にじわじわと水が出て来た。

どうしても隠したくて、トントンに休みたいと伝えた後、部屋まで案内してもらった。

いきなり幹部にしてもらえるため、部屋は鍵付きの個室だった。

俺は部屋で一人泣いていた。

ふざけんなよ。久しぶりなのに、こんなに暖かくしてもらったら、俺お前らに嘘ついてるのが苦しくなるじゃねぇかよ!

今すぐにでも会いたいと思ってたけど、今会ったらきっと真実を話してしまうだろうからと、俺は夜まで部屋に籠っているのだった。

あれから何をしていたかというと、しばらくは泣いていたんやけど、さすがにいつまでもメソメソしてられんから涙を拭って部屋にあったpcを弄り始めた。

pcには軍の団体サーバーがあって、その中にある自分のアカウントをクリックし、パスワードを入力すれば自分のアカウントを使える仕様になっているのだ。

一般兵は入ると決まった時からアカウントを作成されていて、パスワードが決まっているが、幹部になると自分でパスワードを設定できる。

もちろん、自分で言わないと誰も知らないので覗かれない…様にはなっているのだが、俺は特別である。

俺は裏切者など、一般兵、幹部構わずに疑わなければならない仕事を任されている。当たり前だが、これを知っているのはグルさんだけだ。

なぜ俺なのかというと、皆はあまりにも優しすぎるためである。きっと皆は仲間が裏切者だと分かっても信じ切れずに、結局グルさんがピンチに陥るまで何もできずじまいだと思う。

その点俺は、グルさんに忠誠を示すため、指示されずともかつての仲間を殺した。心が痛まなかったのかって?痛まないよ。だってかつての仲間ってことは、今はただの邪魔な敵って事じゃないか。

とまぁ、悲しい生物だなとは自分でも思う。でもそうとしか考えられないんだ。いや、でも前の軍には入っていただけで忠誠は誓ってなかった。でもここの軍には忠誠を誓っている。もうここの皆は、殺せないと思うな。

とはいえ、この軍に入って来て少し仲良くなっていた後輩が裏切者であることが発覚した時は、即座に殺したな。うん。

まぁ、つまり、俺は皆の監視役である、だから当然みんなのパスワードも知っているし、皆のメッセージのやり取りや検索履歴、さらにいつpcを使ったのかまでわかる。

俺のパスワードは誰も知らない。でもそのプログラミングをしたのは俺。つまり何が言いたいか分かる?

そう、今俺が前世の自分のアカウントを使っても誰にもばれないのである。てことで早速侵入。

そう、実はこのパソコン、監視カメラ機能もあるんだが...。俺の部屋には4、5台は余裕であった画面がないのである。こんなんじゃ裏切者も見つけられないって。

正体は言えなくても忠誠心だけは変わらんのやぞこんにゃろぉぉぉ!

よし、次トントンかグルさんに会ったら言おう。と思っていたところで、ドアが二回コンコンとノックされた。

急いでpcを閉じて

天世(あませ)

どうぞ

と返事すると、扉が開いてトントンが顔を出した。

トントン

なぁ、ゾム来んかったか?

トントン

そろそろ食事時やのにいつも一番乗りしとるゾムがおらんねん

その言葉を聞いた瞬間俺は立ち上がって

天世(あませ)

俺、探してくる

といい、トントンを外に出して鍵をかけた後急いで軍基地を出た。

あいつのいる場所には見当がついている。

だからできるだけ早く走っていった。

案の定、ゾムはその場所にいた。

俺とゾムが大好きだった場所。星空が綺麗で、二人の秘密の場所と笑いあった場所。

そこで俺は

ロボロ

ゾム!

とその名を呼んだのだった。

お疲れさまでした。

ここで宣伝!リク物語のリクエストまってます!

それではまた!

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