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32世紀の世界は今
「ラージュ」という化け物の存在に脅かされていた
私の父はラージュ。そう、
今この世界を脅かす化け物のひとつだ。
その娘。私紗由は ラージュと人間のハーフ
半人半獣なのだ。
「ラージュ」は、手から炎を出し、目は赤く染まり、髪は青く染っている。
しかも面倒なことにラージュには自我がない為、
炎で周りの人間をなりふり構わず
焼き尽くしてしまうのだ。
しかし、ごく稀に自我があるラージュも存在する。
父はそれだった
ラージュは人間から恐れられている
私は周りの人間に半人半獣だとバレないように
生きていくことに決めた
私（紗由）
母
…………
母
私（紗由）
母
私（紗由）
母
母
母
私（紗由）
私（紗由）
母
私（紗由）
私（紗由）
私（紗由）
私にはラージュの血が流れていても
母には流れてない
私がキレたら炎を振りまくとでも思ってるのか？
私（紗由）
キーンコーンカーンコーン
先生
クラスメイト
私（紗由）
クラスの女子
クラスの女子
雪
雪
クラスの女子
雪
私（紗由）
私（紗由）
私（紗由）
私（紗由）
ﾃｸﾃｸ
雪
私（紗由）
私（紗由）
私（紗由）
雪
私（紗由）
雪
私（紗由）
雪
私（紗由）
私（紗由）
雪
それは、
本当の友達になれそうだから
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