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川端 康成
ここは…ボク死んだはずじゃ…
与謝野 晶子
やっと起きたかい？
川端 康成
与謝野…さん？
川端 康成
なんでボクを助けたんですか？
川端 康成
ボクが生きていれば、ポートマフィアに狙われる！！
川端 康成
ボクは死んだ方がいい！
与謝野 晶子
いい加減にしなｯｯｯ！！！
川端 康成
ﾋﾞｸｯ…
与謝野 晶子
黙って聞いてりゃなんだい？
与謝野 晶子
死んだ方がいい？
与謝野 晶子
莫迦だね、この世に死んでいい人間なんか居ないよ。
与謝野 晶子
そう、1人もね。
与謝野 晶子
ポートマフィアに奇襲されるのはもはや日常だよ
与謝野 晶子
それにアンタ、もう探偵社の一員だろ？
川端 康成
ちが…ボクは…
与謝野 晶子
乱歩さんに全て事情は聞いてる。
与謝野 晶子
どんな身柄で、どんな経緯でここまで来たか。
与謝野 晶子
大事な人が殺されるのは、耐え難い事だ。
川端 康成
……ぅっ…うぅ…うｯ
与謝野 晶子
好きなだけ泣きな
与謝野 晶子
落ち着いたら呼ぶんだよ？
国木田 独歩
…様子はどうだった
与謝野 晶子
だいぶ参ってる。
与謝野 晶子
今は好きなだけ泣かせてやりなよ
与謝野 晶子
手術で体力もギリギリだし、精神も…
国木田 独歩
そうか。
国木田 独歩
こっちは何とか上手くいってる。
国木田 独歩
乱歩さんが、ポートマフィア首領に
国木田 独歩
「川端 康成は自害した」
国木田 独歩
と言って、ポートマフィアは撤退した
国木田 独歩
まだこれで終わるとは限らんが。
与謝野 晶子
彼奴らの事だ、またしつこく狙ってくるだろうね。
中島 敦
あの…ただいま帰りました！
泉 鏡花
…ただいま。
国木田 独歩
よく無事に帰ってきた。
国木田 独歩
其方の状態は？
中島 敦
こっちはもう大丈夫です！
中島 敦
急に撤退していきましたけど…
国木田 独歩
そうか。
中島 敦
康成は？
与謝野 晶子
まずまずと言った所だね。
中島 敦
そうですか…
福澤 諭吉
皆、無事か？
江戸川 乱歩
ふぃ〜…疲れた。
国木田 独歩
社長！乱歩さん！お疲れ様です！
福澤 諭吉
康成の件で話がある。
福澤 諭吉
彼が元ポートマフィア初代首領の孫であり、指揮官というのは先程知った。
福澤 諭吉
皆の意見が聞きたい。
福澤 諭吉
このまま探偵社の一員とするか。
福澤 諭吉
…処分するか。
中島 敦
はっ！？！処分！？
中島 敦
反対です！康成はもう探偵社の一員です！
泉 鏡花
私も。
泉 鏡花
私だって、元ポートマフィアの一員だったけど
泉 鏡花
今こうして皆といる。
国木田 独歩
俺は一員で…いいと思います。
国木田 独歩
遅かれ早かれ、奇襲されるとは思ってはいた。
国木田 独歩
それに探偵社は、奇襲されるのは慣れてる。
与謝野 晶子
無論、私は一員でいいと思うよ？
与謝野 晶子
元ポートマフィアだからなんだい？
与謝野 晶子
大事なのは過去ではなく、今じゃないか。
江戸川 乱歩
決まりだね〜
福澤 諭吉
では…伝えに行くとしよう。
川端 康成
ん…？
福澤 諭吉
入るぞ。
福澤 諭吉
伝えたい事がある。
川端 康成
処分ですか…
江戸川 乱歩
その逆だよ、君は我が探偵社に置くことにした。
川端 康成
え…？
江戸川 乱歩
皆ここに残ってくれることを望んでる。
江戸川 乱歩
君は、この場所が好き？
川端 康成
…まぁはい…
川端 康成
殺伐とした雰囲気もなく…家族みたいであたたかで
福澤 諭吉
改めて言う。
福澤 諭吉
川端 康成。君を探偵社の一員とする。
福澤 諭吉
いいな？ ﾌｯ…
川端 康成
…はいｯｯ！！
中島 敦
わぁあー！綺麗な秋桜畑！
泉 鏡花
敦、はしゃぐと転ぶ
中島 敦
わぁっ！ﾄﾞﾃｯ…
宮沢 賢治
よくお手入れされてますねー！
与謝野 晶子
ブルーシートここに置けばいいかい？
江戸川 乱歩
わーい！お菓子ー！
与謝野 晶子
あぁっ！？ちょっ！
与謝野 晶子
ブルーシート敷けないじゃないか！
国木田 独歩
全く騒がしい、予定より2分の遅刻だ
太宰 治
全くもう〜国木田くんったらー
太宰 治
そこまで理想求めると逆に理想が遠のいちゃうって知らないのぉー？
国木田 独歩
そうなのか！？
太宰 治
うそぴょん♡
国木田 独歩
太宰ｯ！！💢
福澤 諭吉
風が心地よいな。
福澤 諭吉
此処はとても良い場所だな。 康成。
川端 康成
えぇ。とっても。ﾆｺｯ
拝啓 薫 へ 秋桜が咲き誇るこの場所で 君との思い出に浸りながら 探偵社の皆とお弁当を食べてるよ ボクは一時の感情で、過ちを犯す処だった でも、もう大丈夫だよ。薫 薫はずっとボクの心の中にいる。 天の上で見守っててくれ。
福澤 諭吉
それでは皆、
かんぱーい！！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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