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この物語は まったりさんの 【雑魚で無能の僕の「二重人格」 の俺が最強で能力至上主義の世界で 成り上がる】をテラーノベルで再現したものです。 是非楽しんで貰えたら良いと思います 好評だったら続けます 1話

又理三

この世界には、能力という
概念があった。

又理三

あぁ・・・・・・そうだ。

又理三

頭に浮かんでいる
ソレの事だ。

又理三

正直・・・・・・人間を超えた力、
と言っても過言じゃない、
それだけの力を持っている。

又理三

だけれども・・・・・そんな能力はこの世界において持っている人間と持ってない人間で分かれている。

又理三

そして持ってない人間は・・・・・

又理三

そもそもとして能力というのを
把握していないのだ。

又理三

・・・・・・裏世界

又理三

とある能力者が、その能力を
用いて新たなる世界を生み出した。

又理三

と言っても・・・・・・表の世界を
ひっくり返しただけの裏の世界。

又理三

表の世界をそのまま鏡のように
コピーしたに過ぎない。

又理三

だが・・・・・そんな世界で僕達能力を
持つ人間は生活していた。

又理三

行こうと思えば、表の世界に
行くことが出来る。ただ・・・・・能力を
使うのは禁止というのがルールだ。

又理三

表の世界で、そんなものを使ったら
間違いなく騒ぎになる。
それ故の配慮だろう。

又理三

・・・・・そして僕は、ある日この世界に
無理やり連れてこられた。

又理三

曰く・・・・・・僕にも能力があって、
この世界で生活をしろ
・・・・との事だった

又理三

又理三

ただ・・・・・僕には才能がなかった。
そもそもとして自分の能力すらも、
僕は知らなかった。

又理三

雑魚・・・・・・そう、それが僕だ。
何の為にこの世界に来たのかも、
まるで僕には分からなかった。

又理三

「・・・・能力、か」

又理三

自分の掌を見つめる。
まるで・・・・・わからない。

又理三

まず・・・・・自分の能力を理解し
使えるようになる事が、
第一段階らしい。

又理三

そして形に具現化したり、周囲に
その効果を付与したりと・・・・・様々
出来る事があるらしいが・・・・・・。

又理三

そもそもとして僕には・・・・・・能力を
知らないから何も出来なかった。

又理三

だからこそ、本気でどうして
こんな世界に居るんだろうと
心の底から思ってしまうのだ。

又理三

「・・・・・僕は・・・・・」

又理三

僕がガックシと、
肩を落としていると・・・・・。

レミリア

「あら・・・・・何をしているの??
こんなところで」

又理三

そんな声が・・・・響き渡った。
それは、
きき聞き覚えのある声だった。

又理三

そちらに視線を飛ばすと・・・・・・
そこには。

又理三

「・・・・・レミリア・・・・」

又理三

彼女の名前は・・・・・・レミリア。

又理三

この世界では・・・・・実力をレベル
という単位で表すのだが・・・・。

又理三

レミリアのレベルは・・・・・僕なんかと
比べ物にならないくらい高かった。

又理三

ちなみに言うと・・・・・僕のレベルは1
本当に雑魚のレベルといった感じだ。

又理三

何故か・・・・・レミリアは僕に
よく声を掛けてきてくれる。

又理三

それこそ・・・・
勘違いしてしまうレベルで。

レミリア

「もしかして・・・・また凹んてたわけ?能力を扱うことが出来ないからって」

又理三

「のうりょく能力至上主義の世界で、自分の能力を知らないなんて、普通に考えてワケがわからないじゃないか」

又理三

「そりゃあ・・・・・凹むよ」

レミリア

「いつかきっかけがあるもんよ、ただその時が来てないってだけで」

レミリア

「それに、さ。・・・・・別に
能力が全てじゃないでしょ??」

又理三

「表の世界じゃそうじゃないかも
しれないけど、この裏世界だったら
能力至上主義だよ・・・・・・」

又理三

「使えないやつは・・・・・
まるで話にならない。そして、
馬鹿にされていく・・・・・
そういう世界だ」

レミリア

「・・・・頑張ったら、
いつか強くなれるもんよ。
第一段階を突破すれば、
簡単なもんよ。
とんとん拍子で身について
行くわ」

又理三

「・・・・第二段階に行くコツは??」

レミリア

「第二段階・・・・こうやって自分の
能力を具現化するほうよね??
・・・・簡単よ」

レミリア

「グッと力を入れて、念じて、
ひょいひょいってすれば・・・・・」

又理三

その瞬間・・・・・レミリアの手には
光り輝く槍が握られていて・・・・・。

レミリア

「こうやって・・・・
顕現させることが出来るのよ」

又理三

「・・・・・まるで
わけがわからないんだけど・・・・・」

又理三

第一段階は発動・・・・そして第二段階は
顕現と呼ばれているわけだが・・・・・。

又理三

それをひょいひょいと、
いともたやすく
やってのけるのがこの天才少女、
レミリアだ。

又理三

顔もいいし・・・・能力も強いし
才能もある。・・・・僕とはまるで
正反対の人間だった。

レミリア

「あら・・・・
説明が悪かったかしらね」

又理三

「いや・・・・
天才は教えるのが苦手だって
よく聞くし、大丈夫だよ・・・・」

又理三

僕はため息を吐きながら、レミリアに
聞くもんじゃないなと思うのだった。

又理三

「・・・・この世界で、
僕は今後どうなって
いくんだろうね・・・・」

レミリア

「さぁね・・・・未来のことなんて誰にも分からない。けど、結局どうにか
するのは自分次第よ」

レミリア

「貴方だって・・・・能力があるからこそこの世界にいる。必ずあなたの中に、能力があるの・・・・だから」

レミリア

「まずは・・・・・発動するまで色々と
模索する。そういうものじゃない?」

又理三

「・・・・レミリア・・・・」

レミリア

「私だって、
昔は何も出来なかったから
貴方の気持ちはよくわかるわよ。
けど時間はたっぷりあるから、
焦るもんじゃないわ」

レミリア

「・・・それじゃ、また明日学園でね?」

又理三

学園は憂鬱だ。けど
レミリアがいる。それだけで
モチベが高まる。

又理三

「・・・・・頑張らないとな、僕も」

又理三

この世界じゃ・・・ちゃんとした住居や
生活費を与えられる。

又理三

けれど・・・・それはレベルによって
変わっていく。

又理三

レベルが高ければ高いほど、
地位や名誉、
お金を手に入れられるが、

又理三

僕のようにレベルが低い人間は
それを得る事が許されされない。
だからこそ毎日ギリギリの生活を
してきる。

又理三

「・・・・・才能のない僕が、生きて
いられるだけで幸せなのかな??」

又理三

そんな言葉を・・・僕は吐き出しながら
帰路を辿っていると・・・・。

???

「おいオマエ・・・・
ちょっと止まれよ」

又理三

その瞬間・・・・・
心臓がどきりとなった。
僕はゆっくりと、そちらに視線を
向けた。

又理三

すると・・・・・そこには。

???

「・・・・・お前、あのレミリアと
どういう関係なんだ??」

又理三

「え・・・・・えっとそれは・・・・・」

???

「まさか・・・・・
レミリアの恋人だとか。
いや、そんなわけが無いか・・・・・」

???

「お前のような雑魚に・・・・・レミリアが見向きするわけが無いよな」

又理三

そう言いながら、
その男は近づいてきて・・・・・。

???

「・・・・発動」

又理三

「ぶッッ・・・・・?!」

又理三

次の瞬間、
俺の体は弾かられるように
飛ばされてしまった。

又理三

何度かバウンドして・・・・・・
やがて止まる、咳き込む、
肺が苦しい。
思うように呼吸が出来ない・・・!

???

「・・・・・・未だに発動すらできない雑魚が、
レミリアに近づいてんじゃねぇよ」

又理三

「レミリアに近づくのが・・・・・
罪??」

???

「身の程を弁えろって話だ・・・・・
お前のような雑魚が、
会話していいような
相手じゃないんだよ」

???

「レミリアは優秀な人間だ、それこそ俺の女になるのに相応しいほどにな」

又理三

「・・・・・逆にキミは、レミリアに
相応しい男なのか??」

???

「少なくとも・・・・・お前よりかはな」

又理三

「・・・・がっ!?」

又理三

その脚で、
僕は思い切り蹴られてしまう。
・・・・しかもただの攻撃力じゃない、
恐らく能力が付与されている
攻撃だった。

又理三

口から吐瀉物がはきでる・・・・・弱い、
惨めだ。・・・・・だけどそれでも僕は。

???

「なんだよ・・・・・その眼は」

又理三

「・・・・・えっ」

???

「気に入らねぇなぁ・・・・・雑魚なのに、レベル1の癖して、反抗する眼で
こっちを
睨みつけてくるだなんて・・・・・」

???

「本当に・・・・・・・
身の程知らずなんだな、お前」

???

「だったら・・・・・・・教えてやるよ。
お前程度のやつは、生きている価値
すらないって事をよ」

又理三

次の瞬間、
僕はその男に首を掴まれて・・・・・・

又理三

「・・・・・あ、がっ・・・・・!?」

又理三

とんでもない力で、
締めあげられた。

又理三

「・・・・・あ、ぐ・・・・・ぁ・・・・・!?」

又理三

まるで、呼吸ができない。
それほどの力で、
首が締め上げられている。

???

「苦しいか??・・・・・
そうだろうなぁ。
そんな実力で、レミリアの隣に
いるなんて、
とんだ思い上がりだよなぁ??」

???

「なぁ・・・・・・
本当になんで生きてるんだ??
なんでこの世界に居るんだ??」

???

「弱者なのに、雑魚なのに。
それなのに無様に醜態を晒し
ながら生きるってのは、
どういう感情なんだ???」

又理三

・・・・・そんなの、
僕にだってわからない。

又理三

なんで生きてるのかも、
なんでこの世界にいるのかも。
まるで理解は出来ない。

又理三

けど・・・・・生きる事しか出来ないから
僕は生きるんだ。
死ぬのが嫌だから、
みっともなくても、
この足がある限り。

???

「・・・・・まだ、
反抗しようとしているのか??
さてさて、チキンレースだな。
死なないように
ギリギリを狙うから・・・・・」

???

「頑張って、耐えてくれよ??」

又理三

「・・・・・ぁぎ・・・・・」

又理三

意識が・・・・・途切れそうになる
それを必死に、繋ぎ留める。

又理三

ああ・・・・・なんで僕はこんなにも
弱いんだろう、どうして
こんなにも、弱者なのだろう。

又理三

神様・・・・・僕が一体何を
したって言うんだろう?

又理三

能力を発動する事も、何も
する事が出来ない。

又理三

なのにこんな世界で、こんな奴に
殺されかけている。遊ばれている。

又理三

あぁ・・・・・強くなりたい。

又理三

イメージしてしまう、
強い自分の姿を。

又理三

よくある話だ、いじめられっ子が
いじめっ子をやり返す、
それと一緒だ。

又理三

俺が・・・・・この男をやり返したら
どれだけ清々しいだろう。

又理三

それだけの実力を
得ることが出来たら、
どれだけ素晴らしいだろう。

又理三

でも、そんな事は出来ない

又理三

俺はそんな・・・・・目の前の敵をやり返す
自分の姿をイメージしながら、

又理三

強い自分を、頭に浮かべながら、

又理三

「・・・・・僕が・・・・・」

又理三

「『発動』、」

又理三

「出来るわけが、ないんだから・・・・・」

又理三

その瞬間、

又理三

僕の意識は落ちるのだった。

バグ

そうして俺は、目を覚ます。

バグ

その・・・・・新たなる世界で。

バグ

「・・・・・あ??」

バグ

あまりにも、弱々しい力で
俺の首は何故か締め付けられていた。

バグ

どういう状況だ??こりゃ。

バグ

そもそもとして・・・・・これは。

バグ

まあいいか・・・・・とりあえず。

バグ

「お前・・・・・誰に手を向けてんだ??」

バグ

バグ

俺は軽く殴った。

バグ

だが、
その威力は途轍もないもので、
その男は軽々と吹っ飛んでいった。

バグ

俺はその時男が落とした煙草を
拾い上げながら、
指の力で火をつける。

バグ

バグ

「また・・・・・・・バグったか」

バグ

この世界がどういう世界なのかも、
そして今の俺の状態がなんなのか
まるで理解出来ないが・・・・・。

バグ

・・・・・とりあえず、
やる事は一つだろう。

バグ

「そこのお前・・・・・・
覚悟はいいんだろうな?」

???

「か、覚悟・・・・・ハッ、
ラッキーパンチを
当てた程度で
何を粋がっているんだ・・・・・?」

???

「お前はレベル1!!お前
なんかが
俺に勝てるわけが・・・・・!」

バグ

「勝てるわけ・・・・・か。
なるほどなるほど、
俺はそうやって、弱者だと
言われているわけか・・・・・」

バグ

「だったら今のこと俺の実力が
どれほどのものなのか、
試させてもらうぞ?」

バグ

そう言って俺は、
次の瞬間目の前の男との距離を
一瞬にして詰めて・・・・・・。

終わりです。 好評でしたら次話も出します。

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