七夕

口調が違うところがあります ご本人様には関係ありません

7月7日俺の好きな人が亡くなった

彼は元々病気だった

余命も残り少なかった

そんな彼の願いを叶えることは出来なかった

7月6日

正直そこまで興味はなかった

でもキラキラと輝かせたその眼差しで言われたら断ることなんて出来なかった

それに彼といられる時間が少しでも多くなるなら

彼がそれを願うなら

俺はどこまでも着いて行くつもりだ

今日だっていつもと何も変わらなかった

いつも通りお見舞いに来た

ただいつもと違ったのは

元気で可愛らしい｢おはよう｣という声が聞こえなかった

俺は机の上にある🐶へという手紙を見つけた

(手紙を開く)

それは間違いなく彼の字だった

🐶へ これを読んでる頃には俺はもうこの世にはいないのかな? 俺は子供の時から病気で遊んだり自由な生活が出来なかった。 確か🐶に初めてあった日は俺が病院からこっそり抜け出した日だったっけ? 🐶が沢山お話してくれて説得されて俺が病院に帰ったの覚えてる? その日から毎日お見舞い来てくれたよね。 嬉しかった。 俺には友達がいなかったから。 🐶が初めてで唯一の友達だよ。 これからもずっと友達だよ。 🐶が居たから辛い治療も頑張った。 俺が泣いてたら全力で慰めてくれて、そんな🐶も寝坊してお見舞い遅れた日があったよね。 謝りながらすごく泣いてて…その日だけはいつもと立場が反対だったね。 🐶との日々はすごく幸せだったよ! 出会ってくれてありがとう! 大好きだよ! 🐱より

文字がにじんでいるところがあった

手紙を書いてる時彼も泣いていたのかな

手紙には2枚目があった

実は手紙で嘘をついたところがあるの。 どこか分かった? ずっと友達って書いたけど本当は、俺は🐶が好きだよ。 何事も一生懸命で頑張り屋さんでちょっとだけ甘えん坊で。 🐶の全てが好きになっていった。 ずっと友達って書いたけど本当は、🐶の恋人になりたかった。 もう叶わないんだけどね。 でも最後にこれだけは伝えさせて。 大好きだよ。

あぁ…俺バカだな

こんなにもずっと一緒にいたのに

彼と同じ気持ちだったのに

もっと早くこの気持ちを打ち明ければよかった

俺は外へ走った

彼が見たいと言っていた天の川見に来た

本当は隣に大好きな彼がいるはずっだったのに

俺の気持ちが彼に届きますように

俺は星に願いを託した