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涼ちゃんとの同居生活が始まって数週間が経った。
藤澤
大森
昔から朝が苦手だったぼくは、涼ちゃんに毎朝起こしてもらっていた。
藤澤
大森
藤澤
ぼくが渋々ベッドから起き上がると、 涼ちゃんがぼくの背中を押してリビングに連れて行き、朝食が用意されてる席に座らされる。 朝は食べない派だって言ったのに、 食べないとおっきくなれないよと言って毎朝用意してくるもんだから、渋々食べる。 ここまでが朝のルーティンだ。
大森
ちなみに、涼ちゃんは料理が得意な訳ではなく、 朝食はいつもインスタントのスープとトーストのみ。 たまに作ってくれる夕飯は、絶対にキノコが入ってるので、3日連続で作ってくれた時はげんなりしてしまった。
大森
そう、実は最近近所のスーパーでアルバイトを始めた。 家賃は払わなくていいって言ってくれているけど、光熱費や食費までお世話になる訳にはいかないし、自分で自由に使えるお金も欲しい。 担当は惣菜部門で、出来上がったお惣菜を並べたり、値引きのシールを貼ったりしている。 仕事も簡単だし、たまに売れ残ったお惣菜を貰えたりもするから、結構気に入っている。
藤澤
大森
藤澤
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