TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

結月

げっ…

不知火

よぉ

不知火

よんだか?結月ちゃん?

これが私の中にある呪霊 《不知火》

ちょっとチャラい

結月

どんだけ前だよ!

不知火

そうか?俺は今さっき呼ばれたはずだが?

結月

えー、嘘ぉ

会話中不知火は私の方をじっと見つめこう言った

不知火

結月ちゃん…君俺と同化し始めたぞ

結月

え、

同化

私と不知火は体の半分ずつを交換しあって半呪霊になった

だからちゃんと体を動かせたとしても違う細胞を所々に持っている

それが今同化しようとしていた

呪霊になるとは別に一番恐れていたことが起こった

結月

だからか…

不知火

おや、わかっていたのか?

結月

うん、体の入墨が薬一個じゃ隠しきれなくなったね

不知火

…………

不知火

結月ちゃん

不知火

術式を展開しろ

不知火は僕の右腕を掴みそういった

結月

何するのよ

不知火

結月ちゃん

不知火

君の術式で同化し始めた体を止める

結月

どうやってよ

僕がそう聞くと不知火は「俺の体を君の術式で結界を貼り同化しないようにしろ」

と言われた 僕は

結月

だからどうやってするんだよ

僕は術式を展開し、そう聞くと

不知火は僕の胸に手をおき

不知火

今から結月ちゃんにかけられた入れ墨を消す術を解く

不知火

それが終わったあとは目を積むって俺にすべて任せろ

結月

えーーーー

不知火

解くぞ

結月

ちょっとまて!心の準備が!

不知火

“解“

不知火がそう言うと僕の体から入れ墨が浮き上がる

背中 足 首の後ろ 手 腕 そして恥骨

不知火は僕の目を手で隠し

不知火

おいで

そう言われるも僕の体は勝手に不知火の方へもたれかかった

僕は気を失った

結月

…………

結月

おい、不知火

不知火

なにー?

不知火は僕の脳内で話をするので周りからは聞こえない

結月

今って術式展開中なんだけど

結月

これ持たないんじゃ…

不知火

俺の呪力を貸してやるから大丈夫

不知火

結月ちゃんの呪力量なら俺はちょびっとの呪力量だからな

結月

………なんか腹立つな

ぼ…私が寝巻きから着替えようとして立ち上がった

すると廊下から誰かが走って来るのがわかった

そして私の部屋のドアが強く開いた

結月

なんだ?!!!!

その相手は五条だった

五条

結月!!!

結月

なによ!

結月

女の子の部屋に!!

五条

術何で解いた!!

五条はすごく焦っていた

結月

いや、体が《不知火》と同化し始めたから

結月

《不知火》がこうしろって

五条

…………

五条

とりあえず今日はここから出るの禁止

結月

なんでだよ!

私は五条の方に近づき言うと五条は私の腕を掴みしたベットに座らせた

五条

はいそこで座っててね

五条

絶対に

五条

出たら殺す

殺すという言葉に驚いたが私は仕方なく従うことにした

結月

本気で殺す気ー?

五条

…………

五条は黙って私の部屋から出た

しかも

「カチャン」

鍵をかけて

私の部屋は外からしかかけられない鍵がある

私をこの部屋から逃さないためと

もし《不知火》となって暴れ出したときにここなら結界が貼られているため

動きが鈍るからだ

そしてその鍵を持っているのは

五条と私の親父だ

不知火

宿儺に聞きに行ったな

結月

すくなぁ?

結月

あぁ、あれの指を飲み込んだ人ね

結月

えっ?死んだんじゃ

不知火

………生きているぞ

不知火

今も

結月

ほへーーー

結月

そんなことってあるんだねぇ

不知火

結月ちゃんも一緒だけどねぇ

結月

あぁ本当だぁ

私は不知火と脳内で話しながらポテチとコーラーを持ち

ゴロゴロしたのだった

五条

あっ!悠仁いた!

悠仁

あっ!先生!どったの?

僕はちょうど鍛錬場へ行く途中を捕まえた

五条

ちょっと宿儺と話させてくれない?

悠仁

別にいいけど

悠仁

体変わろうか?

五条

いや、話せるでしょ宿儺

悠仁

でも出ないよこいつ

五条

それでもいいの、

悠仁

そぉ?

悠仁

宿儺、おーい…

悠仁

…………

悠仁

ほら、出ない

僕は出てこない宿儺に言った

これを言えばこいつも簡単に出てくる

五条

《不知火》がいるよ

悠仁

《不知火》???

宿儺

ほぉ…《不知火》か

宿儺はすぐに悠仁の頬から口を開き話し始めた

宿儺

誰かが受肉したのか?

宿儺は笑い気味で話す

五条

いや違うよ

僕は結月と《不知火》のことを話した

これを話すときに悠仁は宿儺と二十分だけ変わる条件の話をし

話し終わると

悠仁の顔は宿儺特有の顔となり

宿儺

はぁ…

と悠仁と違う声を出したが

さっきよりも低く鋭い声になっていた

宿儺

お前ら呪術師は何をしたい

五条

僕がしたわけじゃないけど

五条

ほんと、イカれてるよね

五条

僕もだけど

五条

でも、あの子は僕の妹

五条

昔起こった記述にある事件をもう一度やろうなんて

五条

誰にもさせない

宿儺

女の方は無事なのか?

五条

…まさか宿儺から心配されるなんて

五条

流石僕の妹

宿儺

お前の妹のためじゃない

宿儺

《不知火》のためだ

宿儺

あいつは女を大切にしすぎる

宿儺

女に何かあるたびに一番落ち込むのはあいつだ

五条

へー、友達って話も嘘じゃなかったんだ

宿儺

フンッ

宿儺はさっきの話を無かったことにしてまた話し始めた

宿儺

その女はどこにいる

五条

え、殺す気?

五条

やめてよー僕の妹だよー

宿儺

見るだけだ気持ち悪い

宿儺

とりあえず時間がない急げ

五条

わかったよ

僕は結月のいる部屋まで宿儺を案内した

顔は宿儺と悠仁が生きていることがバレるので顔を隠させた

結月

五条おせえ

私は部屋でゴロゴロしながら待っているのだが

一向にくる気配のない五条にキレそうだ

結月

今日はグラウンド行けないって皆にはいったけど

結月

体は動かしたいよねぇ

私は動きやすいジャージに着替えると

ドアが「ガチャッ」と開いた

結月

あー五条!

結月

遅かったぞ………

結月

誰君?

後ろに変な仮面をつけた図体のいい男と思われる人物が立っていた

宿儺

この顔…

宿儺

フッ…懐かしいな

仮面を外しそう言う男の顔を見ると私は体の力が抜けた

そして、床にしゃがみこんだ

結月

…………え、

結月

あれ?何でだ?立てない笑笑

五条

結月大丈夫?!

五条

おいで、ベットに座るよ

五条はそう言い僕を抱き上げてベットへ座らせてくれた

不知火

結月…宿儺だ

《不知火》がそう答えてくれたが僕もすぐにわかった

結月

ははっ

結月

君が…宿儺かぁ

宿儺

そうだ

結月

似ているだろ

結月

あの女に

宿儺

記憶を見たか

結月

あぁ、

結月

尾崎家が何故こんなにも強い術式を持っているのに

結月

呪術界で一番下の意味も

結月

全ての原点はあの女だ

五条

それ、どういう事結月

五条

僕その話聞いたことないんだけど

五条がそう言ったあと僕は笑いこう言った

結月

ねぇ、五条

結月

もし僕がいつか死ぬと言ったらどうする?

五条

え、

僕は知っている

自分の死がどれほど近くにいるのかを

loading

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;