オマケ回2「呪われ罪と罰が残った天王寺組の女極道」

（2/5）天宮の過去編

私の人生…どこから狂ったんやっけ？…いや普通やった ホンマに平凡で優しい両親やった、嘘やない。いや…それも……

7歳までは＿＿

お母さんも お父さんも 優しかった"＿＿

お父さんは休みの日はずっと遊んでくれて、お母さんは毎日好きなものを作ってくれて

これが当たり前やって 思っとった

でも7歳になったばかりの頃

そん時 いきなり居眠り運転の車が来たんや

ｼｭｰ（車が目の前に来る

ﾊﾞ"ｼｭﾝ!（車が何か""を跳ねる

その日から悪夢の始まりやった

私がおらんかったら お母さんは助かったのかもしれん

でもお父さんは最初は優しかったんや

でもその顔は どこか引きずっとった

その引きずった顔も 1年後には強面に変わって 私は八つ当たりになっとった

14になった頃には もう悪夢の毎日＿＿

父さんはたまに ご飯を作った でもそこには

八つ当たりにしたいのか 虫とかが入っとった

飲み込まんと息ができん状況にして

もう私もおかしなっとった

毎日無理やり食わされ無理やり吐く繰り返し

周りの大人は怒号を聞いても見て見ぬふり、助けを求めても無駄やった

もう感情を殺す日々

自虐の日々

父さんを恨む気も 私を助けた母を恨む気も もうどこにもなかった

万引きした理由なんて 「なんとなく？」やった

せやけど

なんとも言えない達成感があった。囚われずに自分の「意志で盗んだ」 その事実が嬉しかったんや

この日から数日後 私はホンマに 悪魔"になってしもうた