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1話完結の物語を載せる所〜
今回は「空想の友達」
神崎 蒼真(16歳) 転校して友達が出来ずひとりぼっち 学校が大嫌い 前の学校の方がいい 人前では泣かない
蒼真「東京から越してきました、神崎です。よろしくお願いします。」 俺は神崎 蒼真、16歳 東京から群馬にやってきた 俺は引っ越しが嫌いだ。だって友達とはぐれちゃうから。あ〜故郷に帰りたい。 蒼真「(ガタッ」 席は窓側の1番後ろの隅っこみたいだな 蒼真「はぁ…」 ???「ん?君もひとりぼっちなのかな?」 蒼真「誰?」 ???「ん?僕は吙麻だよ」 吙麻「よろしく!」 蒼真「俺は神崎。」 吙麻「神崎くんか」 蒼真「君もって…お前もひとりぼっちなのか?」 吙麻「うん、僕は影が薄いから皆気付かないんだ」 蒼真「そうなんだな。」 影が薄い…か… 蒼真「…影か」 吙麻「どうかした?」 蒼真「いや、俺にも昔影が薄いから気づかれないって友達がいたんだ。まぁ俺が5歳の時に会わなくなっちまったんだ。」 吙麻「ふぅん。」
蒼真「トコトコトコ」 やっと終わった… 蒼真「疲れた…」 蒼真「早く我が家に帰りたい…走って帰ろー。」
蒼真「ただいま…」 母さん「おかえり〜!」 蒼真「もう部屋行く…疲れた」 母さん「ご飯出来たら呼ぶから〜。」 蒼真「ん〜。」
蒼真「はぁ〜。」 ボフッ 蒼真「眠…」 蒼真「ん?」 写真…? 蒼真「俺と誰だ?」 蒼真「男の子…?」 あれ、この顔最近どっかで… 蒼真「吙麻…?」 蒼真「あれ、出席の時、吙麻って呼ばれてなかったよね…?影が薄いからかなって思ってたけど」 蒼真「ズキッ!」 蒼真「うっ!」 蒼真「ズキッ!ズキッ!」 蒼真「〜〜〜〜ッ!」 ビュンッ! 蒼真「ハッ!」 蒼真「今のは…?」 蒼真「昔の記憶…?」 ビュンッ!ビュンッ! 蒼真「!」 蒼真「タッタッタッ!」
蒼真「母さん、ご飯いらない!」 母さん「ちょっと何処に行くの!?」 蒼真「行かなきゃ!行かなきゃいけないんだ!」 ガチャ タッタッタッ
蒼真「タッタッタッ、ハァハァ」 俺は今まで忘れていたんだ、5歳の時、俺には友達が1人しかいなかったんだ。 それが吙麻だったんだ そうだ、ずっと一緒にいた けど写真を見た時写真には吙麻がいた様に見えたんだ けどそれは違った あれは俺と"空想の友達”だったんだ 蒼真「あの写真の景色は夜桜公園だ!!」
蒼真「ハァハァ」 吙麻「ん?え…?」 吙麻「神崎…くん?」 蒼真「吙麻くん、俺は思い出したんだ昔を」 吙麻「そっか…」 蒼真「俺は昔に君と友達だったんだ!」 吙麻「ッ!ポロポロ」 吙麻「蒼真くん…ポロポロ」 蒼真「君はこの世に存在しない空想の友達だったんだよ、でも昔の俺は知識も幼かったから君が空想の人間だってことが分からなかったんだ」 蒼真「けど、今の俺は君が空想の人間と言う事が理解できるんだ」 蒼真「君はなんで俺の前に現れたんだ?」 吙麻「僕は空想の人間。君のひとりぼっちの姿を見て僕と同じだなって思ったんだ。だから君の前に姿を見せた」 蒼真「そうだったんだね」 吙麻「もう夜明けだ、これでお別れだよ。じゃあね」 蒼真「!」 蒼真「うん、じゃあね」 吙麻「(*^^*)」 蒼真「(*´罒`*)」