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Kow
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公園を出たとき、空が淡い橙色に染まり始めていた
祐希
藍
公園の入口に、古い自販機が一台立っている ボタンのいくつかは売り切れの赤いランプが点いていた
祐希
藍
祐希
藍
祐希
祐希君が小銭を入れて、どれにする?と振り向く
藍
祐希
藍
藍
祐希
藍
祐希
藍
藍
祐希
ガコン、と落ちてきた缶を祐希君が取って、こっちに差し出した 受け取ると、冷たさが手のひらに染みる
並んで歩きながら、帰路についた 蝉の声は昼より少し弱くなっていて、代わりにどこかでヒグラシが鳴き始めていた
プルタブを引くと、炭酸の抜ける音が響いた
祐希
藍
藍
祐希
祐希
藍
祐希
祐希
藍
不思議といっても、祐希君とはちょっと種類が違う 前会った時は久しぶりすぎてぎこちなかったのに、 今はこうして喋りながら並んで歩いている事が、当たり前みたいに感じる
家の近くまで来ると、向かいの家の屋根が見えてきた
祐希
祐希
藍
祐希
祐希
藍
祐希
藍
また会えんくなるんかな…… …いや、5年も会ってなかったんやし、今更落ち込む事ちゃうやろ……
視線を落として、缶に口をつけた
門の前で、足が止まる
祐希
祐希
藍
藍
祐希君は軽く手を上げて、向かいの家の門を開けた
その背中が玄関に入ろうとした所で 一度振り返ってから、もう一度小さく手を上げた 扉が閉まる音がして、自分も家に入る
手の中のサイダーは、もうぬるくなっていた