𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
『………』
『…なぁに?』
『あれ』
『そっか』
あの子は脳の発達が遅かった
普通の子以上に世話を焼いた
あの子は片手がなかった
『お外ってどんなとこ?』
『暗くてね、怖い場所だよ』
気味悪がられるので家に閉じ込めておいた
あの子はよく逆らった
バシンッ
よく躾をしていた
そうしていつの間にか私は
もうあの子の世話がめんどくさくなった
『……あ、の…』
『話しかけないでくれるかな?』
『もう寝る時間でしょ?おやすみ』
『………………』
次第に子供も自分のことは勝手にやるようになった
でもどんどんめんどくさくなってきた
それでも嫁がいたから育ててた
でも死んだ
自分の部屋で1人で首を吊って死んだ
なんの相談も寄越さず
1人で苦しみを抱えて死んだ
何よりも悔しかった
俺はそれほどにたよりない人間だっただろうか?
もう
もう…………
つ か れ て し ま っ た だ け な ん ダ
まってよぉ〜!!
あっは!ついてこれるならついてきやがれ〜
……
ドンッ
あたっ
ご、ごめんなさい
………
行こっ
うん…
……………
能天気な奴ら……
ば〜い






