俺は生まれつき左耳が聞こえない。
それでも普通に生活はできる。 しかし、少しばかり不便なことが多い
左から声をかけられても気づかなかったり、音がする方向が分からなかったり…
だからこの高校2年の夏
俺は補聴器を買った
母
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
母
母
母
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
クラスメイト1
クラスメイト2
ザワザワ…ザワザワ…
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
次第にその耳鳴りは声になった
うわ、今日も和仁来てる
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
クラスメイト1
クラスメイト2
和仁(かずひと)
気持ちわりー奴www
和仁(かずひと)
その日、一日中声は聞こえた。
声は男の声だったり女の声だったりしたが、共通するのは俺のことについて言っていることだ。
そしてそれは俺が補聴器を外すと聞こえなくなった。
どうやらこの補聴器は俺が人にどう思われているのかが分かるらしい。
ある意味俺は便利道具を手に入れたみたいだ。
和仁(かずひと)
母
和仁(かずひと)
母
母
和仁(かずひと)
母
母
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
何故か俺は補聴器を買いに行ったことについてよく覚えていなかった。
まぁそれはいいとして、
俺はすっかりこの補聴器を使いこなしていた。
好きな人と両想いということが分かり、すぐ告白
もちろん付き合うことになった。
人の気持ちがわかる分、 どんな態度が周りを不快にさせるかも分かってきた
だから友達も増えた
最高の補聴器、そう思っていた。
しかし、ある日のことだった。
和仁(かずひと)
シーン
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
クラスメイト1
クラスメイト1
和仁(かずひと)
そう思っていたときだった。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
シーン
クラスメイトは何も答えなかった。
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
そのときだった
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
クラスメイトの1人が俺にナイフを向けてきた。
ガッ…ガッ…
和仁(かずひと)
俺はナイフを持ったクラスメイトを殴った
けど、そいつは何度もナイフを持って立ち上がろうとした。
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
助けを求めても誰も目を合わせてくれなかった
和仁(かずひと)
ガンッ
俺はクラスメイトを蹴飛ばして学校を飛び出した。
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
通行人
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
その通行人が持っていたのは
血のついた包丁だった
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
ガンッ…ガンッ
俺は近くにあった石で殴りつけた
和仁(かずひと)
クラスメイト同様何度も起き上がってきた。
和仁(かずひと)
そのとき
刑事
和仁(かずひと)
男達が一斉に飛びかかってきた
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
和仁(かずひと)
刑事
母
母
刑事
刑事
刑事
母
刑事
母
刑事
母
刑事
刑事
母
刑事
刑事
刑事
母
刑事
刑事
刑事
母
刑事
刑事
母
刑事
刑事
刑事
母
母
刑事
刑事
刑事
コメント
3件
本当にこの話好きです! いつもストーリー参考にさせてもらってます!
ありがとうございます! 私も心の声が聞こえるって、 あんまり良いと思わないです😅
心の声が聴こえるなんて便利だけどイヤだなーと思いながら読んでたら まさかの妄想!お薬効果! 気持ちいいほど予想外でした