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紗良
………ただいま
早紀
たっだいまー！
母親
あら、お帰りなさい早紀
私は母の横を通りすぎて自分の部屋へ向かった
私には早紀という双子の妹がいる
早紀はかわいくて、明るく元気で 勉強は苦手だけど運動が得意
優しくて、私とは違う
私はブスで、暗くて 勉強は得意だけど運動は苦手
紗良
はぁ………
早紀
お姉ちゃん！
紗良
ひゃっ
紗良
どうしたの早紀？
早紀
………ね
紗良
？どうしたの
早紀
なんでもない！
早紀
それより今日の英語も教えて下さい
紗良
…うん
紗良
いいよ
紗良
じゃあ私の部屋でやろっか
早紀
ありがとうー
笑顔で言う早紀は可愛い
私にとって自慢の妹だ
母親
早紀ー、晩御飯よ
早紀
はーい、じゃあお姉ちゃんも行こう
紗良
ごめん
紗良
ちょっとお腹減ってなくて
早紀
そっか………
早紀
じゃあお母さんには言っておくね
紗良
ありがとう
紗良
(どうせ私の分はないとおもうけどね)
私は自傷気味に笑いながら視線を床におとした
早紀は一時期体が弱くて母は心配していた
私が成績がどれだけ良くても
早紀が優先だった
紗良
………愛して
そんなこと言ったて私を愛してくれない母
こんなことを思っている自分に嫌気が差しながら目を閉じた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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