歩美
げ!!
京介
げ!!
京介
何でお前がいんだよ!!
歩美
何でアンタがいるのよ!!
歩美と京介は隣の席だった。
歩美
(まずいよ!!消しゴムに京介って書いたのがバレてしまう!!)
京介
(まずい!!授業中昼寝しているのがバレてしまう!!)
歩美、京介
(バレてしまったら……。)
歩美
(好きなのってバレる!!)
京介
(マヌケな姿がバレる!!)
歩美、京介
(そして!!)
歩美
(アイツにからかわれる!!)
京介
(仙崎にいじられる!!)
歩美、京介
ど、どうしよう‥‥‥。
歩美
なっ、何よ!!
京介
なにが何だよ!!
歩美
うるさいわね!!
歩美
少し黙りなさい!!
京介
……。
歩美
(あーどうしよう。どーしましょう!?)
京介
(どーしたんだアイツ?
慌てている。さては、
隠し事か?)
慌てている。さては、
隠し事か?)
歩美
ハワワ……。
京介
(だとしたら、いつもいじられる僕にもチャンス!!
アイツの弱みを握ってしまえば、こちらの勝利!!)
アイツの弱みを握ってしまえば、こちらの勝利!!)
京介
(今にも仙崎が怯え、服従している姿が目に浮かぶ……。)
京介
(ガッツポーズ‼)
京介
(最高じゃないか!‼)
歩美
(なんであいつガッツポーズ!?)
先生
おい、鏑木!!
京介
ハイッ!!
先生
いくら隣の席の子が仙崎で嬉しいのかもしれないけど、ホームルーム中にガッツポーズは、やめろ!!
クラス
アハハ……。
クラスメイト1
ねぇ、あの二人いい感じだよね!
クラスメイト2
確かに!!
夢
あの二人、仲いいんだよね!!
クラスメイト2
そうなの!?
夢
うん!!
歩美
(ウソォ!!鏑木、私と隣で嬉しいの!?///)
歩美
(勘違いってわかってるのに、嬉しい……/////)