テラーノベル
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黒堂家の食卓は、
いつも時間通りにはじまる。
そして、
必要最低限の言葉で終わる。
それがこの家の"普通"。
黒堂 零
黒堂 緋月
黒堂 玄冥
玄冥はなにも言わず、
紅茶を一口飲んだ。
黒堂 零
黒堂 緋月
零は一瞬だけ眉をひそめる。
黒堂 零
黒堂 緋月
黒堂 緋月
一瞬、空気が張り詰める。
その緊張を断ち切るように、
玄冥が紅茶のカップを置いた。
黒堂 玄冥
名を呼ぶだけで零は口を閉じる。
黒堂 玄冥
黒堂 零
それ以上の言葉はない。
褒めもしないし、責めもしない。
母がいた頃は、
この食卓には笑い声があった気がする。
でも今は、
思い出すことすら減っていた。
沈黙の中で、緋月は思う。
__この静けさが、私たち家族なんだ。
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