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翌朝
朝の体育館は、 静かすぎて、逆に落ち着かない
照明がつく前から、 私はその場に立っていた。
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
ポーチの中身も確認した。 飲み忘れもない
瀬戸 雪菜
そう思いながら、 体育館の中央を見る
宮 侑
瀬戸 雪菜
角名
瀬戸 雪菜
角名
一瞬、 心臓が跳ねる。
瀬戸 雪菜
角名
角名はそれ以上何も言わない。 でも、 一度だけこちらを見てから、 コートに向かった
瀬戸 雪菜
照明がつく。 その瞬間。
瀬戸 雪菜
視界が、 一段階明るくなりすぎた
床が、 少し揺れた気がする
瀬戸 雪菜
銀島
瀬戸 雪菜
声を出す
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
治
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
練習が始まる。 ボールの音。 スパイクの衝撃
そのたびに、 光が跳ねる
私は、 自然に壁際へ移動した
宮 侑
瀬戸 雪菜
そこ、いつもと位置ちゃうやろ
宮 侑
心臓が、 また鳴る。
瀬戸 雪菜
宮 侑
納得してない声
瀬戸 雪菜
タイムを取る。 ストップウォッチ
数字が、 一瞬、ずれた。
瀬戸 雪菜
画面を見直す
銀島
顔を上げる。 銀島が、少し眉を寄せている
銀島
瀬戸 雪菜
また、 この言葉
角名
治
角名
笑い声。 でも、 私の耳には、 少し遠い。
次の瞬間。 視界が、 ふっと白くなった。
瀬戸 雪菜
音が、 一気に遠ざかる。 床が、 傾く。
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
そう思ったところで、 足の力が抜けた。
宮 侑
腕を掴まれる。 でも、 支えきれない
次に感じたのは、 床の冷たさだった
―――――
ざわざわした声。 誰かが名前を呼んでいる
銀島
角名
1年
視界が、 少しずつ戻る。 天井。 体育館の天井
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
声が、 かすれる
宮 侑
すぐ横。 しゃがんでいる気配。
角名
瀬戸 雪菜
角名
銀島が、 珍しく黙っている
銀島
瀬戸 雪菜
銀島
銀島の声が、少し硬い
治
宮 侑
治
宮 侑
私は、ゆっくり体を起こそうとする
宮 侑
肩に、 手。 はっきりした拒否
宮 侑
2年
その一言で、 胸が締まる
何後輩に心配されてんのよ
瀬戸 雪菜
でも答えられない
2年
それ以上聞かなかった。 でも、 察した顔だった。
銀島
銀島
銀島
その言葉が、 真っ直ぐすぎて
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
侑が、 低い声で言う
宮 侑
瀬戸 雪菜
宮 侑
宮 侑
否定できなかった
宮 侑
その一言で、 全部終わった気がした。
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
でも。 床に座ったまま、 立てない現実が、 答えだった。
宮 侑
宮 侑
その言葉が、 怖くて。 でも、 少しだけ救われた
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
瀬戸 雪菜
ぬぴっ
ぬぴっ
ぬぴっ
ぬぴっ
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ぬぴっ
ぬぴっ
コメント
11件
めちゃめちゃおもしろいです…!!🫢💘 ツムくんと雪菜ちゃんの関係めっちゃ好きだけど今は雪菜ちゃんがめっっちゃ心配だなー…
毎回毎回面白いお話しありがとうございます!
ぎゃぁぁぁあ! 雪菜ちゃん大丈夫か! やっぱり調子悪かったんだ🥲