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まぁ、やっぱりこうなるよな。
俺は、夢から目が覚めてからいつも通り学校に行く用意をして、家を出た。 やはり、昨日見た夢のことが忘れられない。
それからというもの。登校中も、授業中も、昼休みも。
遥香のことを考え、胸に変な気持ちを抱かせていた。
司
司
家に帰ってから、風呂に入り、宿題をして、夕食を食べて、寝る用意をした。
今日も一日疲れた……。…また、いい夢をみれるだろうか。
そして俺は眠りにつく。
はずだった……。 はっきり言って、またいい夢をみれるのでは、夢の続きをみれるのかもしれない。
そう考えていたら、楽しみすぎて眠れなくなってしまった。 小学生の頃、修学旅行の前日でも何も感じなかったのに、俺はどうしてしまったのか………。
司
最近、遥香のことを考えていると胸が苦しく、なんとも言えないような気持ちになる。
俺は、月明かりに照らされた暗い部屋で布団の上に仰向けになりながら考えていた。
俺が遥香に対して抱いている感情は、もしかして…………。
恋?
司
遥香は夢の中の住人で、全て俺の想像。 もし俺が、遥香のことを好きだとしたら……。 俺はただ現実逃避しているやつじゃないか。
そんな人にはなりたくない。 だから俺は遥香に対しての感情を、決して恋心ではないと言い聞かせる。
しかし、遥香のことを考えれば考えるほど胸が苦しくなる。
もう、自分の気持ちに嘘をつくのはよさないか?
司
………………
俺は……もう……。
遥香に恋をしてしまったのだ
司
自分の気持ちをはっきりとさせたら、なんだか眠たくなってきた。
司
また、遥香に会えるのだろうか。
司
俺は、目が覚めると昨日寝た遥香の部屋にいた。
いや、まぁ。これは夢だから目は覚めていないけど……。
カーテンの隙間から、ほんの少し光が照らしていることから、今はもう朝のようだ。
遥香
司
好きな人が寝言で自分の名前を読んでいると、さすがにドキッとする。
花
司
なぜ初対面の人が俺の名前を呼ぶのかは知らないが、俺ってそんなに夢に出てくる人なの?
花
司
寝言で花さんがぶっそうなことを言ってきた。
……冗談ということにしておこう。