テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
3
255
83
13
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝練のあと、廊下を歩いていると、真希さんが他学年の男子生徒と親しげに話しているのが見えた。 何かの資料を渡しているみたいだけど、真希さんは珍しく柔らかい表情で笑っている。 憂太:「……あ、真希さん」 声をかけようとして、僕は足を止めた。 ……なんだろう。胸の奥が、ぎゅっと嫌な感じに締め付けられる。 昨日、あんなに勇気を出して『わざと触りたかった』なんて言ったのに。 真希さんが、僕以外の誰かにあんな顔を見せているのが、たまらなく落ち着かないんだ。 放課後。 真希さんが一人で武器庫に向かうのを見計らって、僕は後ろから追いかけた。 憂太:「……真希さん」 真希:「あ? 憂太か。なんだよ」 振り向いた真希さんの表情は、いつものぶっきらぼうなものに戻っている。 ……それが少しだけ嬉しくて、でも、さっきの光景が頭から離れない。 憂太:「……さっきの人、誰?」 真希:「あ? ああ、資料室のやつか。別に、ただの……っ」 真希さんの言葉が終わる前に、僕は彼女の手首をそっと、でも逃げられないくらいの強さで掴んだ。 真希:「……は、憂太……?」 驚いて目を見開く真希さん。 僕は一歩だけ距離を詰めて、夕暮れの影に紛れるように、少しだけ低い声で囁いた。 憂太:「……あんなふうに、他の人と笑わないでよ。……僕だけにして」 憂太「(……っ、僕、……なに言って……!!)」 真希さんの顔が、一瞬で耳まで真っ赤に染まっていく。 僕は掴んだ手首を離さず、じっと彼女の瞳を見つめ続けた。 (つづく) 『あとがき』 「夢の中でも、会いたいから。」 を見てくれてありがとうございます 今回は感謝の気持ちを込めて 『呪術廻戦』 のCP短編小説リクエストを 募集しちゃいます! 地雷は無いので何でも OKです…! もちろんゆたまき以外も! コメント欄に気軽にドバッと書いちゃって下さい! 全部書けるかは分かりませんが ビビッと来たものから形にしていこうと思います! ゆっくりにもなるかもしれませんがよろしくお願いします! ではまた次の作品で会いましょう!