ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
照りつける太陽が、屋根を焦がしていた。
寮の窓の外では、蝉の声が一斉に鳴いている。
じりじりと、遠くのアスファルトが溶けそうなほど暑い。
それでも、風が通る瞬間だけは、どこか優しかった。
すち
机の上には開きっぱなしのノート。
任務の計画ではなく、ただの落書きと数字の羅列。
最近、こうして“何も書けない時間”が増えた。
ペン先を握っても、思考が先に進まない。
あの喧嘩のあと──────
どこかで、俺の中の歯車がゆっくり止まった気がした。
「命って何?」と問うたあの日から、簡単に“割り切る”ことができなくなった。
面倒だと思いながらも、どうしても考えてしまう。
あの声が、まだ耳に残っているからだ。
ガタガタッガタッ
すち
扉の向こうからガタガタと物音がした。
扉が開き、部屋に入ってきたのはみこちゃんだった。
みこと
すち
手には二つのペットボトル。
汗で少し髪が額に張りついている。
みこと
みこと
そう言って差し出されたそれを受け取る。
冷たさが指先に触れて、心臓までじんと沁みた。
すち
みこと
みこと
みことは椅子に腰を下ろし、自分のアイスを開けた。
静かな時間。
蝉の声と、遠くの子供の笑い声だけが流れる。
みこと
すち
みこと
すち
みこと
耳を疑った。
“粗大ゴミ”
すち
みこと
みこちゃんはハッとしたかのように手が止まる。
しばらくして、みこちゃんは笑いながら「気にしないで」と言ってアイスを齧った。
その笑顔を見て、少しだけ視線を逸らした。
あのとき、俺の言葉で泣きそうだった顔が頭をよぎる。
あんな顔、もう二度と見たくないと思った。
気づけば、俺は溶けかけたアイスを無言でかじっていた。
みこちゃんはふと、窓の外を見て呟く。
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
みこと
アイスの棒をくるくる回す指。
その手首に、夏の日差しが反射して白く光る。
俺は多分、この穏やかな時間をどこかで待っていたのかもしれない。
夕方。
空がオレンジに染まり、風鈴がどこかの窓で鳴った。
なつといるまが寮の玄関で騒いでいる声が聞こえる。
ッッすちー!!スイカ割り手伝えー!!
棒振る係、足りねーんだよ!
みこと
みことが笑って立ち上がる。
みこと
すち
みこと
その言葉が、妙に響いた。
“皆で”という響きが、胸の奥を柔らかく突いた。
気づけば、立ち上がっていた。
無意識に、スイカバーの棒をゴミ箱に捨てながら。
外に出ると、照り返しが眩しかった。
なつとこさめがスイカを押さえ、いるまが目隠しをしている。
らんがカウントを取る声が響く。
らん
らん
笑い声が飛び交って、空が少しだけ青く広がった。
みこと
みこちゃんが隣で笑っている。
その笑い声を聞いて、不意に思った。
“生きている”って、案外こういうことなのかもしれないって。
命を奪うことも、救うことも、もう散々見てきた。
でも、こうして誰かが笑っている“今”の音は、何よりも確かで、何よりも壊したくないものだった。
いるま
いるまの声に呼ばれ、棒を受け取る。
みこちゃんが手を伸ばして、目隠しを直してくれた。
こさめ
すち
なつ
太陽が傾いて、影が長く伸びる。
目隠しの下で、赤い残像がふっと浮かんだ。
血ではなく、スイカの赤。
その鮮やかさを、俺は初めて“綺麗だ”と思った。
夏の夜。
笑い疲れた俺たちは、縁側でアイスを舐めながら涼んでいた。
みこちゃんがうとうとし始め、らんが静かに団扇を仰ぐ。
なつが花火を持ってきて、こさめが線香花火を差し出した。
こさめ
らん
いるま
なつ
すち
みこと
すち
火花が落ちる瞬間、俺はその小さな光を見つめながら、ふと息をついた。
命も、こんな風に短くても綺麗なら、それでいいのかもしれない。
───今だけは、何も考えたくない。
ただ、この夏が終わらなければいいと思った。
ぬしぬし
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ぬしぬし
コメント
17件
これからどーなるんだろ〜? 続きめっちゃ楽しみです!
醍醐味を粗大ゴミって間違えるの配信でありましたよね!!!これを入れるの流石なあ…って思います✨ どんどんと人間らしさを取り戻して言ってる🍵くん!このまま続けばいいのいこれが走馬灯だなんて😭 忙しい中の投稿ありがとうございます!!続き楽しみに待ってます〜
粗大ごみのやつ配信切り抜きでみた(笑) 儚くて切なくていいお話!