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*ダンスフロア*

会場に散らばっていた仲間が適度に集まりながら、情報交換をする

チーノ

お疲れ様です、今はどうですか?

チーノ

しんぺいさん、スマイルさん

しんぺい神

チーノ君、お疲れ様

しんぺい神

今は「虚構」・「偽造」・「空間」関係のアビリティーの可能性はないと踏んでる

しんぺい神

でも、「偽造」の劣化版、「偽装」を極めれば全然有り得るってところ

スマイル

人に関しては、怪しい人物があまり見当たらないですね

スマイル

1度、ここに来た時に出会った人を捕まえないと……

しんぺい神

そんな人いたの?

チーノ

ええ、”アラン・チューリング”っていう人が

しんぺい神

本当!?

しんぺい神

ちょっとごめん!席外す!

しんぺい神

チーノ君、代わって

チーノ

え、は、はい

バタバタ

*ダンスフロア小道*

しんぺい神はダンスフロアで見つけていた小道に入り込む

雑面に外し地面に置く

しんぺい神

まだ出来るはず……

しんぺい神

こればかりは、無断で堕天して良かったかも

しんぺい神

”雷王神、アラン・チューリング。我が唯一神の名のもとに返答せよ”

雑面が光だし、しんぺい神の目の前に魔法陣が現れる

その魔法陣から人が移される

そこに映っているのは間違いなくアランだった

アラン

《医療神レイ!?》

アラン

《何故、こんな世界に》

しんぺい神

そんな事言ってる暇ないんだよ、君達のせいでね

しんぺい神

このダンスフロアについて説明しろ、アラン

しんぺい神

中級神は唯一神に逆らえないだろ

アラン

《勝手に堕天して、神の地位を捨てた奴が何を言うんだか……》

アラン

《ダンスフロアはダンスフロアや》

アラン

《長が認めた生物だけが入れて会話を許される場》

アラン

《それだけや》

しんぺい神

そんな事無いだろ

しんぺい神

人からバレないようにする認識阻害に電子機器のジャック

しんぺい神

それと俺の神力を閉じ込めるような「生」の力が埋め込まれた「檻」

しんぺい神

これを説明しろ

アラン

《高圧的……流石上級神の皮を被った下級神やね》

アラン

《認識阻害は玄武様が作られた物を事前に付けてもらってる》

アラン

《電子機器のジャックは、音を司る幹部様と電気を司る幹部が》

アラン

《「檻」は結界を司る幹部様によって展開されてますわ》

アラン

《「生」の力やったら、スカイ様の力やろな》

しんぺい神

音を司るアビリティープレイヤーと電気を司るアビリティープレイヤーが、この広範囲に効果を付与出来ないだろ

しんぺい神

所詮は司者なんだ、無理に決まってる

しんぺい神

それと、「結界」と「檻」は別物だ

しんぺい神

結界の司者に「檻」は造れない

しんぺい神

司者如きが、出来るわけ無いんだ

アラン

《司者如きって……霊力は極めれば極めるほど、神力を超える可能性を持つ力や》

アラン

《それだけや、出来損ない》

しんぺい神

出来損ない……だって?

しんぺい神

所詮は親の七光りのおかげで認められたような中級神の座で、言える立場じゃないだろ?

しんぺい神

アラン

アラン

《確かに、地位は中級神》

アラン

《やけど、神族での肩書き”雷王神”の希少性はご存知やろ》

アラン

《我が母、神界序列2位の自然神である上級神、”アリア・チューリング”でも雷は不得意》

アラン

《雷の分野は俺の十八番や》

アラン

《七光り?序列2位の不得意をカバー出来る俺が?》

アラン

《舐めんのも大概にせぇよ?唯一神如きがやぁ》

アラン・チューリングは中級神で肩書きは雷王神

雷王神は雷を掌握する神に与えられる肩書き

雷王神とは本来、上級神の序列5位以内に君臨すべき地位

だが、その地位にいるべきアランが、中級神100柱の中で序列30位

2桁順位なだけまだマシなのだろうが、そんな事、本来ありえないのだ

アラン

《そもそも、雷王神として就いた俺を無理矢理、中級神に降格させたんはお前やろが》

アラン

《お母様に”神の暴論”を使って黙らせた癖に……》

アラン

《序列2位にも通用したからって、勝手に上におると勘違いすんなや?》

アラン

《医療は、耐久の高い天使や神には元々不要な技術》

アラン

《お前の存在が神や天使を弱くしたんだろうが》

アラン

《そのせいで、聖獣を味方に付けないと闘えなくなったのに》

しんぺい神

でもずっと怪我したままだと、いつまで経っても神力は回復しない

しんぺい神

その為に、俺が生まれたんだ

しんぺい神

存在価値を持って、生まれたんだ

しんぺい神

意味もなく生み出されたお前とは違う

アラン

《意味もなく……ねぇ》

アラン

《真の母でありお母様の姉君、当時序列4位だった炎帝神”グラン・チューリング”がどんな思いで俺を産んでくれたか知らんで、よう言えるわ》

アラン

《実の母親もおらんのに》

アラン

《同じ唯一神の創造神、クリエ女神様から、必要やと言われて作られたお前と違って、俺は命懸けであの世界に生まれたんや》

アラン

《糞親父やった先代雷王神に比べたら、まだ劣ってるかも知らんな》

アラン

《でも、俺の雷王神としての質はお母様にも並ぶ》

アラン

《いつまでも、調子のんなよ》

しんぺい神

……

アラン

《そんじゃ、俺は忙しいんや》

アラン

《大人しく、アビリティーを持たない人間として生活してきな》

アラン

《お前はもう神でもない》

アラン

《瞬時に力を使えへん事を後悔する事やなw》

そうしてアランとの返答が消える

しんぺい神は悔しそうに口を噛み締めながら地面に置いた雑面を拾い顔につける

しんぺい神

たかが中級神の癖に……

しんぺい神

アビリティーがあればこんな「檻」、簡単に壊せるのに……

皆言う「檻」は、まさに監禁に向いた力であり歴代その力を持った人間・神は数少ない

技もその人物が持っていた技術も全て残されている文献・書物が少なく、神界でも希少価値は上位に入っていた

「檻」は唯一、全知全能神一族を閉じ込める事が出来る代物だからだ

全知全能神一族が統括する神界で、罪を犯した全知全能神一族が居ない訳では無い

その全知全能神を罰するための神も必要となる

「世界の破壊は全知全能神一族でも犯罪となる」

全知全能神の命令を聞かない・抵抗できるのが「檻」の力を持つ神なのだ

いくら医療神でも、簡単に「檻」を壊す事はできないが、結界となれば神力で簡単に生み出す神にとって、容易に破壊も出来るはずなのだ

しんぺい神

こんなにも、自分の立場を恨む事はないよ

しんぺい神

今、神力があったって意味は無いのに

ショッピ

しんぺいさん?どうしてそんな所に?

まだ、小道に立っているとショッピが角から出てきた

でも、先程までの発言や行動は見られていないようだ

しんぺい神

少し気になって、奥に行ってただけだよ

しんぺい神

まぁ何も無かったけど

しんぺい神

(ここだけ、異様に力が使いやすかったんだよねぇ)

しんぺい神

(だから、さっきもアランへ”神信”できたし)

ショッピ

そうなんですか

ショッピ

戻りましょうよ、情報共有がしたいっす

しんぺい神

わかった

しんぺい神

飲み物取ってから行くから先に行ってて

ショッピ

っす

ショッピを先に行かせる

そして、しんぺい神はゆっくり小道から出てくる

しんぺい神

(種族は変わってないんだ)

しんぺい神

(まだ、俺に出来る事があるはず……)

しんぺい神

(「檻」の破壊も今は念頭に置かない方がいいね)

しんぺい神

(今のままだと手詰まりだ)

しんぺい神

守ってみせるよ、俺は神様なんだ

しんぺい神

こんな時に味方を守らないと”神様”の名が廃るでしょ

神の座を自ら退いたはずの彼が

この世界で神と名乗り情を与えた人間達を守る事は

アビリティーのない彼に果てして出来るのだろうか

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