第2話です。 よろしければ第1話から見てください
夏木だって怖いはずなのに 私は何も出来ない
夏木
この街から出よう
柚希
夏木
柚希
夏木
あのビルが建ってるはずなのに
柚希
柚希
夏木
柚希
夏木
森の方なら鬼からもバレないかも
柚希
私達は森の方へ行った
柚希
夏木
とりあえずここにいよう
柚希
夏木
夏木
柚希
そう。街みんなの携帯が使えなくなっていた 電源がつかない人もいれば 知らないうちにつぶれてたり。
柚希
柚希
ちょうど3年目だって言ってたよね
柚希
夏木
夏木
柚希
夏木
柚希
柚希
夏木は私を庇うようにして なるべく小さくなった 夏木が 近い。
夏木
柚希
柚希
夏木
柚希
なんでもない
夏木ってこんなにかっこよかった? 小さい頃から一緒にいるから 当たり前みたいだったけど 今みると
夏木って かっこいい
どうしよう こんなこと考えてる暇じゃない とにかく今は 生きるために どうしたらいいか考えないと
どれだけ時間がたっただろうか もう夜だ 暇とかそんなのなかった 怖くて怖くて これどころじゃなかった
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
柚希
夏木
キキル
キキル
キキル
キキル
柚希
柚希
柚希
いない
夏木
柚希
夏木
柚希
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
キキル
柚希
夏木
夏木
柚希
道にはたくさんの人がいる
たくさんの
死んでる人が……
血もいっぱいある
いやだ
柚希
夏木
柚希
夏木
見た事のある顔 小さい頃よくクッキーを焼いてくれた 一緒にお花見にも行った 夏木とよく似た顔 青白くなった こんな顔初めて見た いつもニコニコしてたのに
柚希
夏木
夏木の目がちょっと潤んでた
柚希
夏木
柚希
夏木
柚希
柚希
夏木
夏木
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
私は夏木を抱きしめた
見えなかったけど
多分夏木は
泣いてた
泣かないって言ったのにさ、 私も泣いてしまった
夏木
柚希
夏木
柚希
夏木
柚希
夏木
柚希
夏木
柚希
夏木
柚希
ほんとにあいつ何がしたいかわからない 電気とか使えなくしてさ、 真っ暗だし こんな状態で食べろって言うの?
こんな事して何があるわけ?
柚希
柚希
夏木
夏木
夏木
柚希
夏木
柚希
追記 「キキル」じゃなくて 「キキラ」でした。 本当にごめんなさい