こんぱる
!注意!
BL/nmmn/irxs様 です 青桃 ピアニストが前提のお話です R表現なし 2人とも大学生くらいの年齢設定 ご本人様には一切関係ありません です!苦手な方は閲覧をお控え下さい!
こんぱる
迎えたコンクール
桃
先生
先生の言葉を思い出す。
舞台袖から前の人の演奏を聴く
テンポが早い
これでは、この曲に対して忙しなく感じさせてしまう。
桃
だって今日は “あの人” がいる日
もしかしたら会えるかもしれない
それに、生で憧れの人のピアノを聴くことができるなんて…。
アナウンス
桃
俺は眩しいくらいに光るステージへと足を進めた
桃
静まり返った会場に、俺が奏でる音だけが響く
優しい音色
流れるように弾き進める
ゆっくりとしたテンポの長調の曲
それでいて、いつしか少々の寂しさをどこか感じさせる、俺の大好きな曲
桃
いつものように目を閉じて、最終章まで弾き終えた
会場内に拍手が溢れる
桃
あの人は聴いてくれているだろうか…。
少しの休憩を挟み、最終グループの演奏が始まった
桃
桃
桃
これなら勝てるかもと思う人が続出する中
アナウンス
青
桃
青
強くメリハリのある音
指が絡まるような速いスピードの曲をノーミスで弾き続ける
こういう場合奏者が元の曲のテンポに引きづられてしまう事が多いが、全くそれを感じさせない
桃
いふ
俺のずっと憧れているピアニスト
いつでも冷静沈着で、完璧なミスのない堂々とした彼のピアノが大好きだった
勿論話したことなんてないけれど、度々見る彼の功績と演奏に惹かれた
桃
演奏が終わると同時に起こる、耳を壊すほどの大きな拍手
青
客席に一礼して舞台袖に帰って行く
最初から最後まで、油断も緊張も全く見せない姿はテレビで見た、いふさんと全く変わらなかった。
表彰式
アナウンス
桃
アナウンス
アナウンス
青
勝てないことは分かっていた
でも、それよりも同じ舞台で互角に戦うことができたことが嬉しかった
アナウンス
舞台上の前へ出る
青
隣に並ぶいふさん
桃
一瞬目が合ってしまった
青
桃
笑いかけてくれた…?//
何か分からないけれど、胸の奥が熱くなった
なんで…?
その後はトロフィーを授与され、順次解散となった
桃
会場の外で、少しの期待をこめて待っていた
桃
なんせ、大勢の人が集まる会場
一斉に会場から出て行くため、見落としていてもおかしくない
桃
???
桃
俺…?
振り返ると
青
青
桃
桃
青
桃
桃
青
青
えへへ、と笑いながら話しかけられる
俺が知っているいふさんとは全く違う雰囲気だった
桃
青
桃
桃
桃
青
青
桃
本当はもう死にそうなくらい心臓がバクバク言っている
コンクールなんて比にならないくらいの緊張。
青
桃
青
青
桃
はっず
桃
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
青
こんないふさん、知らない
笑う表情も…
息を切らしてわざわざ話しかけてくれるような人柄も…
関西弁も…
一気に近い存在になった気がした
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
桃
こうして、俺たちは土曜日に俺の家で会う約束をして、連絡先を交換しながら会場を後にした
コメント
5件
うわぁまさかのお互い尊敬同志!神かよ...続きめちゃ気になるやん(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
うわぁ新しい新種だ…!(??) ピアニスト…いいですね…✨ 可愛すぎるしピアノすごい… 私もピアノやってるんすy((自慢すな 青桃ありがとうございますうぅ~…😭 青桃補給完了…_:(´ཀ`」 ∠):