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炭治郎
炭治郎
泣き声が山中に響いた。
今にも眠りから覚めそうな、綺麗な死に顔
強く、強く強く、抱き締めた。
ぽっかり空いた、腹を貫いた穴が痛々しい
善逸や伊之助も、見ていられず列車へ戻った
炭治郎
炭治郎
炭治郎
情けない自分で、ごめんなさい。 何度も何度も謝った。
煉獄
炭治郎
炭治郎
風穴の空いた傷口が、どんどん塞がれている…
煉獄
炭治郎
煉獄
煉獄
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
ああ、鬼になってから時間が経っていないから……声を出すのが辛いんだ、
それに、治癒も遅い。
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
こんな俺でも、
君は笑いかけてくれるだろうか。
━━━━━━━━━━━・・・、
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
煉獄さんは眉下げながら笑った
悲しい、のかな。
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
……あ、笑った時。 牙が見える。
元々煉獄さんには犬歯があったけど、今は鋭い。牙なんだ。
炭治郎
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
煉獄
炭治郎
煉獄
良かった、笑ってくれた。
煉獄
?、俺の方に手を広げて居る。
炭治郎
煉獄
炭治郎
煉獄
炭治郎
恐る恐る、煉獄さんの胸に
煉獄
炭治郎
…めっっっっちゃ落ち着く………
目尻がじんわり熱くなって顔をうずめる。
煉獄
炭治郎
あれ……?
ぁ、ぁれぇ……?
ンん、なんか…!!!
母のような匂いがする……!?
炭治郎
煉獄
炭治郎
惑わされそうだ……!!!!
炭治郎
煉獄
炭治郎