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ぬっし

注意!

ぬっし

めめなべです

ぬっし

嘔吐表現あり、🔞なし

ぬっし

花吐き病パロとなっているので、
苦手な方は逃げてね!!

ぬっし

ご本人様には関係ありません

ぬっし

それではどぞっ!

―花吐き病―

正式名称は、嘔吐中枢花被性疾患。

片思いが悪化すると、口から花を吐くようになる病気。

治療法はまだ発明されていない。

今のところ、治る方法はただ一つ。

相手と両想いになること。

その時、美しい白い百合の花を吐いて、 病気は完治する。

翔太

ハーッ、ヒュゥッ、ゲホゲホッ……

翔太

ガハッ、ゴホッゴホッ、ッ(泣

ボタボタ、と鮮やかな色彩の花々が落ちていく。

クラクラするような甘い香りが鼻を突き、 俺はまた吐き出す。

翔太

ッ……なんで、

こんなことになってしまったのだろう。

ああ、いっそのこと、

翔太

あいつのことなんて、

翔太

好きにならなければ良かった

ー楽屋ー

俺の名前は渡辺翔太。

アイドルグループに所属していて、 賑やかなメンバー達と、楽しい日々を過ごしている

大介

でさ、そこでふっかが~

辰哉が?笑

亮平

なにそれ笑

涼太

笑笑

翔太

はははっ!笑笑

康二

ふっかさんなにしとるん笑

大介

ほんと、あのときのふっか変だった笑

辰哉

お前ら笑うなよ!!

雑談しつつ撮影までの時間を潰していると、 先に撮影に入っていたラウールとめめが帰ってきた。

ラウール

ただいまー!

ただいま~

康二

おお!二人ともおかえりー

辰哉

おかえりー!

大介

おかえりぃー!!

おつかれ

亮平

疲れたでしょ?

うん…(チラッ

翔太

…!

あ、目があった…

思わず心臓が跳ね上がる。

やばい、動揺隠せてるかな

え?しょっぴーどうした?

翔太

……へっ?あぁごめん!

翔太

なに?

なんか黙ってるからどうしたのかなって笑

大介

確かに、急に翔太静かだね

大介

体調悪い?

辰哉

確かに顔赤いな…

辰哉

平気?休んどく?

翔太

あ、いや、

翔太

なんでもないから!

無理すんなよ

スタッフ

時間です!お願いします!

全員「はーい!」

涼太

翔太本当に大丈夫?

翔太

ごめん、本当に大丈夫だよ

…そう、俺は今、めめに恋をしている。

きっかけは、一目惚れ。

そして、笑ってるとこも、ふてくされてるとこも、 とにかくすべてが好きだと思った。

それからずっと温めてきた思い。

メンバーに迷惑はかけちゃだめだと思いつつも、 顔に出て心配されてるようじゃな…

涼太

じゃあ行こうか

翔太

うん!

いつかめめに思いを伝えたい。

それまで、この思いは悟られないようにしよう。

翌朝

翔太

やば、早く来すぎたかな…

いつもより早く目が覚めた俺は 早めに楽屋に来ていた

翔太

今日撮影長くなるっていってたし、

翔太

ちょっと楽屋でだらだらしてるか、

そう思って楽屋のドアノブを握ると

亮平

~~~、~~

~~?

翔太

(あれ、阿部ちゃんとめめ?)

翔太

(もう来てたんだ…)

俺いつも時間ギリギリで来るから、 二人が早いの知らなかった…

翔太

(まぁいいや、入ろ)

亮平

……の事が前から好きで…

亮平

付き合いたい、、

ドアノブを回す手が止まる。

翔太

え……ッ…

頭を殴られたような衝撃が走る

翔太

……

俺はドアから離れ、 耳をふさいで座り込む。

もうその先は聞きたくない。

翔太

……俺、ださいなぁ笑

好きになって、思いを伝えられないうちに 先を越されて

勝手に失恋してる。

翔太

…一旦、外出よ、

そう思って立ち去ろうとすると、

亮平

…うわっ!?(ドンッ

後ろから誰かにぶつかられた。

翔太

えっ、?

翔太

あ、阿部ちゃん…?

亮平

あぁ、、翔太か

亮平

って、なんで今日こんなに早いの?

翔太

え、あぁいや

翔太

目覚めちゃってさ

亮平

今来たとこ?

今来たよ、と嘘をつこうと思った。

でも、俺はつい、

翔太

幸せになれよ

翔太

俺は応援してる

と思ってもないことを言った。

亮平

えっ…聞いてたの?//

翔太

……うん

聞きたくもなかったよ

亮平

…ありがとう…

亮平

幸せになれるよう、頑張るね

翔太

っ……

翔太

俺ちょっと外出てくるわ、

亮平

え?急に?

翔太

何となく!

涙を堪えて俯き、 俺は阿部ちゃんの前を後にした。

トイレの個室

翔太

はぁ…

翔太

とりあえずここ来ちゃったけど…

この後どんな顔して 二人に会えばいいんだろう…

ふとスマホを取り出して、 自分の顔を見る

翔太

うわ…酷い顔笑

予想以上に泣き崩れた顔をしていた

自分が思っていた以上に ショックだったんだな…

翔太

めめは阿部ちゃんと仲いいし、

翔太

お似合いだよな…泣

あ、もう抑えられないかも…

翔太

ッ、ぁぁッ……泣

思う存分に俺は泣いた。

泣いて、泣いて、泣き疲れたところで、

過呼吸がちになっていることにようやく気がついた。

翔太

ッ、カハッ、なにこれッ、

翔太

なんか、ッくるしい…カハッ

喉の奥から、何かがせり上がってくる

あ、これ、

吐くかも。

翔太

ッ、お"えッ、ゲホゲホゲホッ…

翔太

ガハッ、ッさいあ"く、

便器の蓋をあけ、思いっきり吐いた。

出し切ったところで、吐瀉物を流そうと立ち上がる

翔太

……ぇ

翔太

は?

俺は便器の中を見て呆然とした。

俺が吐いたはずのそれは、 

花、だった。

翔太

え、俺、

翔太

吐いたのに…

翔太

なんで花が…?

訳が分からなかった。

翔太

……この花、なんだっけ…

花の一つに、見覚えのある花があった。

オレンジで、花弁の多い小振りな花。

翔太

マリーゴールド…

いつもは綺麗に見えるその花も、

酷く穢らわしいものに見えた。

翔太

…て時間やば!

翔太

行かなきゃ、

俺は慌てて個室を飛び出した。

[マリーゴールド]

花言葉 "嫉妬" "絶望" "悲しみ"

ぬっし

第一話おわり!

ぬっし

お疲れ様でした!

ぬっし

花吐き病書きたかったんだよね

ぬっし

これからもお楽しみに

ぬっし

フォローしてまっててね!

ぬっし

いいねコメントもぜひ…!

ぬっし

では!

白百合の咲く、その日まで

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コメント

1

ユーザー

続きが楽しみ!!チャットノベルって、ト書きの文字変えられないのかなあ。運営さん、頼みますわ〜

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