主
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主
続きです!どうぞ!
クロノア
お,おじゃします…
母親
違うでしょ?あなたの家よ…ここはあなたが育って家なのだから、そんなこと言わないでちょうだい
クロノア
あ…はい、
とりあいず家に上がらさせたけど… 何から話そうか?
俺の気持ち…俺の,意思。
クロノア
お母さん,あのさ!
母親
リビングで…お茶でも出そうかしら?久しぶりで何だか変な気持ちね。
クロノア
…そうだね。
焦るな…
リラックスして…大丈夫。 俺にはもう怯えることなんて一つもない
クロノア
…久しぶりのリビングだ
何にも変わってない…
何にも変わってない…
母親
変えられるわけないでしょう?貴方が帰ってくるかもしれないのに…
母親
ずっと待っていたのよ。だけとあの人のところに行くなんて…絶望したわ。
クロノア
ごめんなさい…
母親
ふぅ…っ、はいこれ、お茶。
母親
さっ、座って?話を聞かせてくれないかしら?
リラックス…リラックス
クロノア
…お母さん、俺からお願いがあります。
母親
…はい。
クロノア
もう一度3人で幸せに暮らしたいです…!
母親
…
クロノア
お父さんとしばらく暮らしてて思ったんだ。この人はもう、過去とは違うんだって、変わったんだって!
クロノア
お父さんは前だけ見てる。
クロノア
でも…お母さんは過去に囚われ過ぎてるんだよ。だから俺もう、嫌なんだ。
クロノア
お母さんもお父さんも俺の世界に1人だけの親なんだ。
クロノア
だから…お願い…!もう2度と、お母さんたちの元に生まれて来ることはもう2度とないから。
クロノア
3人で幸せに暮らしたいです…!お願い!もう一度、お父さんと暮らしてくれませんか…?
俺の伝えたいこと,全て伝えた。
土下座をしながら… お母さんはそんな俺をどんな目で見てるのかな?
こんな言葉をかけて、お母さんはどんな気持ちでいるのかな?
ずっと返ってこない返事を待つ。
母親
…私、間違ってたのかもしれないわね。
母親
ずっとずーっと、間違えていたのかも。
母親
あの人と結婚したことも、クロノアを産んでしまったことも。
クロノア
…どうしてそんなこと言うの?
クロノア
お母さんは幸せじゃない?俺を産んで幸せだって感じたことない?お父さんと一緒にいて幸せって思わなかった?
母親
…幸せだった。だった…ね。
母親
過去よ、私はずっと過去に囚われ続けるの。
母親
それが…私。
やっぱりダメか… お母さんは過去の傷は一生治らないのかもしれない。
そのくらい、深く痛く傷ついてしまっている
そんなお母さんを見てると…悲しくなってしまう。
母親
…それでも、クロノアが変わって自分の意思で行動できる様になって…私感動しちゃったの。
母親
クロノアをこんなふうにしたのは私なのに…何で感動してるんだろうって。
母親
ふと気づいたの、今のクロノアが私の答えなんじゃないかって。
母親
過去に囚われず前だけ向いて行くクロノアを見て,私は自分がずっと間違ってるってことに気付かされた。
母親
ありがとうね、クロノア。本当に愛してるの。
お母さんは堪えきれない涙を拭いながら、何度も何度も感謝を伝えてくる。
その姿に俺ももらい泣きをしてしまう。
母親
愛してる。
クロノア
…俺もお母さんのこと大好きだよ。ここまで育ててくれたもんね。
母親
もう一度
クロノア
…
母親
もう一度だけ、3人で暮らしましょう。
クロノア
…っ!!
クロノア
本当に!?いいの!?
母親
いいの?って…クロノアが聞いたんじゃないの!試しにって感じだからね?
素直じゃないお母さん。
本当は少し、お父さんに会うのワクワクしてるくせに〜!!!
クロノア
よっしゃあ!!わかった!お父さんに連絡入れるからよろしくね!
クロノア
俺もお母さんに連絡する!今日はここで解散にしよう
クロノア
お父さんの家に…一旦帰るね
母親
わかったわ…気をつけてね。
クロノア
うん…っ!!
やった!やったぁっ!!!
また一歩進んでる!
確実に一歩ずつ進んでる!! 幸せな未来はそう遠くないのかもな
主
今日は眠過ぎてやばいのでここで区切ります!笑
主
また明日〜
主
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