TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一部始終を呆然と眺めていたぼく。

あまりの非日常的な光景に固まっていると、涼ちゃんがおいで、と呼んでくれた。

ぼくは、混乱しつつも、呼ばれるがまま涼ちゃんのところに歩いていく。

藤澤

びっくりさせちゃってごめんね。

涼ちゃんが近くに来たぼくの頭をポンポンと撫でる。

大森

あの…ごめんっ、気付かなくて…

藤澤

大丈夫だよ。
ぼくが元貴を呼んだんだし。

そう言って、涼ちゃんはいつものぼくの好きな笑顔で微笑んだ。

大森

…さっきの人は、涼ちゃんの恋人なの?

藤澤

違うよ。

大森

え、じゃあなんで?

藤澤

ん〜、あの子にお願いされたからかな。

大森

そ、そうなんだ…
男同士、なのに?

藤澤

うん、問題ある?

大森

そっか…ない、よね。

さっきの光景がずっと頭に残ってる。

回らない頭に、涼ちゃんのピアノの音色が流れてこんでくる。

いつもより少し寂しそうな音色に、心がギュッとなる。

ぼくは、何も言わずにただ窓の外を見ていた。

この作品はいかがでしたか?

60

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚