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同級生(前編)

第1話 - 同級生(前編)

2019年06月26日

#同級生

#ホラー

lavender blood

たける

「みんな久しぶり！それじゃあいっちょ乾杯といきますかー！」

みんな

カーンパーーーイ

今日は高校の時の皆で同窓会だ

あれから3年

今では大学に行ってる奴、就職してる奴、1人だけフリーターなんてやつもいた

かいせい

「あ、あれれ、おかしいですね。1つ席が余っていますね」

さえ

「あー！ほんとだ〜、でもなんでだろー？」

ふみ

「まぁでもそのうち来るんじゃない？」

かいせい

「そうだね、そのうち来るだろう」

そう言ってその話は終わり、みんなあまり気にかけることも無く、わいわいとくだらない思い出話で盛り上がった

同窓会が終わり、結局最後まで空席が埋まることはなく、みんなに聞いても、はっきりした答えは返ってこず、誰だかはわからまま終わってしまった

かいは、帰宅してそうそう風呂に入った、ふろから上がると、今日は楽しかったよーなんてLINEが何件か来ていた

だが、その中に見覚えのない名前があった、そこには、同級生とかかれていた

かい

「あれ、俺こんな人追加した覚えないし、まず、今日居たか？」

不思議に思ったかいは、みんなにその事を話した

あけみ

「んー、わかんないなー。ひょっとしたら。空席だったあの誰かわからない子だったりして」

たける

「そういやー、あの空席誰だったのか最後までわかんなかったなー」

さえ

「それな〜、誰だったんだろ〜？w」

ふみ

「うん、気になるね」

かい

「いや、なんだよ、わかんないとか気持ち悪いんだけど。」

かいせい

「まぁ、きっとわかるよそのうち」

たける

「なんだよかい、ビビってんのか？w」

かい

「な、なにいってんだよ！んなわけねーだろ！」

たける

「あはは、まぁ大丈夫だって！もし不審者だったら俺がかっ飛ばしてやるぜ！」

その日も、その同級生という人物からLINEがあった

初めは気にしていなかったが、1ヶ月ほどそれが続いた

そしてかいはたけるとかいせいにその事を伝えた

たける

「めげないねぇー、学生時代片想いでもされてたんじゃね？？ってことは、女か！www」

かい

「や、やめろよ！そんなの。」

かいせい

「それは、奇妙なことだね。」

かいせい

「気をつけた方がいいかもしれないね」

たける

「幽霊、とか？w」

たける

「そういやーよ、今ふと思い出したんだけど、高一の初めの方にいじめられたかなにかで、直ぐに来なくなった子いなかったか？」

たける

「お前確かそのこと話してたこと無かったっけ？そんときに好かれたとか？w」

かい

「やめろって、ほんとに気持ち悪いんだから」

かいせい

「こらこら、たける、茶化すのはやめろよ。かいくんはほんとに困ってるんだよ」

かいせい

「それで、かいくん。LINEの内容はどんなものなんだい？」

かい

いやそれが、

かいはトークを見せた

一応既読はつけているようだ、だが返してはいない

そこには、

同窓会楽しかったね

·····です

たける

「なんだこれ、名前を名乗ってるっぽいけど、肝心なとこなんかはっきり見えないぞ？」

名前の部分は、なにやらぼやけている

するとかいせいが立った

たける

「おい、どこいくんだ？」

かいせい

「トイレだよ」

かいせいがトイレに言ってから30秒後

ピーローン

かい

「な、まただ、また同級生からLINEが、」

たける

「なんだよ電話かけちまおーぜ！」

かい

「や、やめろよ！」

たける

「いいからかせってーー」

かいせい

「やめなよ二人とも」

携帯を取り合う二人をトイレから帰ったかいせいがとめた

LINEの内容は、( ˆᴗˆ )

絵文字のみだった

その日はそれ以外には特になにもなく、解散となった

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