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1 - 1話 移動式人形サービスのご利用ですか?(1)

2024年12月07日

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ー某チャットでの会話ー

無名

ねぇ、知ってる?

無名

「あの噂」

犬好きです。

なになに〜?

おいおい

なんだぁ〜?
ホラー系か?

無名

まぁ、都市伝説みたいな
感じにはなるかな。

おいおい

最近、怖い話嘘っぽいの
ばっかで飽きてた所だから
ラッキーだわ

彼女欲しい独身男性

いやいや
都市伝説なんて子供騙しだろW

彼女欲しい独身男性

世の中の都市伝説の
99%が嘘だということに

彼女欲しい独身男性

命をかけてもいい!!

てふてふ

いや、しょうもないことに
命かけんなしWWWWW

犬好きです。

そんなことより!

犬好きです。

無名さんの話
ちゃんと聞こうよ!!

おいおい

そうだぞ〜

おいおい

お前らのトークで
チャットが埋まってんじゃねぇか

てふてふ

ごめんごめん!!
無名さん話ヨロシク〜♪

無名

いえいえ
私としては聞いてくれるだけで
ありがたいので。

無名

これは、私がバスで
移動してる時に高校生達が
喋ってた内容なんですが──

恋・勉強・仕事・部活・人間関係 孤独・恨み・嫉妬・〇意

あなたの中で 1つでも果たしい事があるのなら

「エレムルスの森」に 向かえば全てが叶う

ただ、叶える為には その分の「代償」が必要。

大きければ大きいほど 大きな代償を伴う。

無名

──という話で

おいおい

エレムルスの森、、?

彼女欲しい独身男性

そんなの調べても
ヒットしないぞ〜?

犬好きです。

私も、、です

彼女欲しい独身男性

ほらな!

彼女欲しい独身男性

やっぱ、所詮は都市伝説
噂は噂だな!

彼女欲しい独身男性

んじゃ、俺落ちるわ〜

おいおい

俺も、明日学校だし
落ちる〜

てふてふ

本当だったら
面白そうだったのになぁ〜

てふてふ

あっ、彼ピから連絡
きたからアタシも落ちまぁす〜!

千咲

「大きなため息をつく」

千咲

やっぱり嘘 だよね、、
「パソコンを静かに閉じ」

白石千咲 高校1年生

千咲

「目の前には何度も
書き直したであろ手紙が
置かれている」

千咲

、、っ!

「頬軽く叩く」

パチンッ!

千咲

やっぱり、ラブレターは
自分の力で書かないとだよね!

千咲

よぉし!!!

キーンコーンカーンコーン

チャイムがなったのと同時に 多くの生徒が校舎から 出てくる

そのまま校門を出ていく人や 校門で待ち合わせる学生が 多く賑わせる

千咲

う〜ん、、

「頭を抱え」

千咲

「今まで貴方のことを
ずっとみていました」

千咲

──って
なんか気持ち悪いよなぁ〜

千咲

(というか、ストーカー
だと思われそう、、、)

「苦笑い」

考え込む千咲の後ろから 誰かの手が伸びる

拓也の友達

なぁ、拓也

拓也

なんだよ?

拓也の友達

なんか、自然と一緒に帰るの
承諾されたから
気づかなかったけどさ

拓也の友達

お前と、放課後帰れるの
超珍しくね?

拓也の友達

いつも、部活なくても
放課後練習してるし

拓也

あぁ〜、、

拓也

今日さ、俺誕生日で
家族が俺の誕生日会開くみたいで
「早く帰ってこい」って

拓也

言われてるからさ

拓也

本当は部活あったんだけど
顧問にお願いして
特別に休みを貰ったんだよ

拓也の友達

ふ〜ん、、

拓也の友達

じゃあ、今日の遊びは
無理そうだな

拓也

遊び?

拓也の友達

実は、昼休みに他の奴と
話してたんだけどよ

拓也の友達

今日の放課後
近くのショッピングモールで
花江と清水と綾瀬と遊ぶ約束
してたんだよ

拓也の友達

で、お前も呼ぼうかって
話になったんだけど──

拓也

いや、この時間帯なら
夕飯まで時間全然あるし
2時間くらいなら遊べるぞ

拓也の友達

本当か?!

拓也の友達

サンキュー!
拓也!!

「方を無理やり組む」

拓也

うぉっ!?

拓也の友達

やっぱ、持つべきものは
友達だよなぁ〜!!

拓也

な、なんだよ急にっ、、

「照れくさくなる」

拓也

拓也の友達

急にどうしたんだ?

拓也

悪い、俺教室に忘れ物
してきたわ

拓也の友達

マジ?
じゃあ、俺も着いてくよ

拓也

いや、いいよ。
悪いし

拓也

拓也は、清水と
女子達と待っててくれ!

「逆方向に走り去る」

拓也の友達

お、おうっ!

拓也の友達

昼休み

拓也の友達

え?
ショッピングモール?

綾瀬

そうそう!
私と、花と清水とアンタと

「人数を指で数える」

綾瀬

あとさ、アンタ
拓也と幼なじみよね?

拓也の友達

あ?
ま、まぁそうだけど、、

花江

そ、そのっ、、!
た、拓也くんを誘って、、

花江

貰えるかな…///?

拓也の友達

え?拓也?

綾瀬

花、拓也の事前々から
好きなのよ。

花江

ゆ、唯っ、、!!

「赤面する」

綾瀬

だから、1度でもいいから
一緒に遊びたいって

綾瀬

だから、お願い!!
力を貸して

「深くお辞儀をする」

花江

ゆい、、、、

拓也の友達

そいうことなら
俺も協力してやる

綾瀬

本当?!

拓也の友達

けど、アイツ
部活一筋だからなぁ〜、、

拓也の友達

誘えるか分かんねぇぞ?

花江

いい、、いいのっ!

花江

それでも、、、
少しでも遊べる可能性が
あるなら──

拓也の友達

さっ、恋する女子達の
所に戻りますか

「歩き始める」

???) な〜にしてるの?

千咲

ひゃぁっ?!

千咲

──って

千咲

茉莉花じゃぁん、、

「不貞腐れる」

茉莉花

えへへ、、

茉莉花

ねぇ、もう皆帰ってるけど
千咲は帰らないの?

千咲

わ、私はもう少し残る、、
やりたい事あるから──

「机に置いてあるものを隠す」

茉莉花

もしかして、なんかの課題?
教えよっか

「ニヤニヤして」

千咲

い、いいから…///!!

茉莉花

ふ〜ん、、

茉莉花

あっ!!拓也じゃん
「廊下を指さす」

千咲

えっ!?
拓也く──

「体を起き上がらせる」

茉莉花

隙あり!!!

「下に敷いていた手紙を奪う」

千咲

あっ、、!!

拓也

(クラスの奴と
ショッピングモールで
遊ぶ約束したけど──)

拓也

(やっぱ、めんどくさいな
けど、今から断るのはな──)

茉莉花) 嘘!?これラブレターじゃん!!

拓也

(教室から声?
まだ、誰かいるのか?)

拓也

(あそこにいるのは
茉莉花と白石さん?)

拓也

(なんか、女子トークで
盛り上がってるし
間を割るのもなんかなぁ、、)

拓也

(トイレにでも籠って
時間を潰すか)

「移動しようとする」

千咲) う、うん…///

千咲) 本当は、拓也くんの誕生日だから 今日渡そうと思ったんだけど けど、急に不安になっちゃって

拓也

は、、?

拓也

(今、俺にって、、、
言ったか?)

茉莉花

ちょっと見せて

茉莉花

茉莉花

別に、これでも
いいんじゃない?

茉莉花

私は、千咲の思いが
いっぱい詰まってていいと思う

千咲

本当?!

茉莉花

も〜

茉莉花

私が、千咲に嘘ついた事
今まである?

千咲

あるじゃん!!!

千咲

さっきだって廊下に
拓也くんがいるって!

「指を廊下に指し見つめる」

千咲・拓也・茉莉花) あ──

千咲

…///!!!

「徐々に赤面して
キャパオーバーを起こす」

拓也

お、お、、俺はっ!!

拓也) 何も見てねぇぇぇ…///!!!

茉莉花

あっ、、、!

茉莉花

ちょっと待ちなよ!!
この意気地な──

千咲

茉莉花
待ってっ、、、!

「腕を掴む」

茉莉花

けどっ、、、!!
拓也行っちゃうよ!?

千咲

「首をゆっくりと左右に振る」

いいの、、もう──

千咲

多分、、私

千咲

振られちゃった、、

「涙を流さないと服の袖で吹く」

千咲

と、思うから──

「俯く」

茉莉花

そ、そんな、、

「どう声をかければいいのか
分からず黙り込んでしまう」

千咲の母親

千咲、おかえりなさい

千咲

──ただいま

千咲の母親

あっ、聞いて聞いて

「濡れた手をエプロンで拭いて
キッチンから出てくる」

千咲の母親

お父さん、仕事
早く終わりそうだから

千咲の母親

今日、久しぶりに
3人でご飯食べ──

千咲

ごめん!
お母さん、、、、

千咲の母親

えっ?

千咲

ちょっと、食欲なくて、、
パスッ!!

「そ言うと素早く2階に上がる」

千咲の母親

ちょっと、千咲?!

???

千咲

な、なにここ、、?

「当たりを見渡す」

千咲

私、家に帰って
泣き疲れて寝たはず──

コツコツ、、、、

千咲

ヒッ、、、!

「腰を抜かす」

千咲

(な、何なのこの夢
もしかして、怖い夢?!)

千咲

(本当に最悪ッ!!)

「涙を浮かべ目を瞑る」

???) やっと来てくれた

千咲

(え、、、、?
女の子の声──)

「ゆっくりと目を開ける」

???

初めまして。ご主人様

「服の裾を持ち上げて」

千咲

(ご、ご主人様、、?)

こ、こんにちは?

???

ご主人様の願いとならば
西の端でも北の端でも
駆けつけます。

千咲

願い?

???

自動式人形サービスを
ご利用いたしますか?

私はこの時 思ってしまった──

もし、この女の子のように 絶世の美女で 私に勇気があったのなら

拓也くんは 私をすんなりと 受けて入れて くれただろうか?

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