TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
苦難を共に

一覧ページ

「苦難を共に」のメインビジュアル

苦難を共に

9 - いつもと違う

♥

502

2022年12月26日

シェアするシェアする
報告する

Broooock

ん…?

チク…タク…

既視感のある時計の音は徐々に大きくなっていった

Broooock

来た…か

参加者の皆様、次のお遊びの日付が決定致しましたのでお知らせ致します

今回は"今すぐ"開始致します

Broooock

なっ…!?

おかしい、今までは3日前だったのに

なんでいきなり…

それでは、転送を開始致します

Broooock

ここは…城?

豪華な内装、天井にはシャンデリアなんてぶら下がっている

Broooock

誰も…いない

周囲を見渡すが人影は見当たらない

それどころか物音すらしない

Broooock

ッへ…!?

地面がなんの予兆もなく揺れ動く

僕は咄嗟に座り込む

この選択が間違いだったのだろう

ガッシャーン

nakamu

な、なんの音!?

暗闇に包まれたと思えば地面が揺れて何かが割れるような音が聞こえた

nakamu

音の方に向かってみようッ!

俺は聴覚に頼って足を進めた

運のいいことに俺は無傷で出口らしき場所に辿り着いた

nakamu

わっ…

キラキラと光る部屋は先程まで暗闇を見せていた目に大きな刺激を送った

目が慣れて来ると5人の姿が目に入った

ただ__

シャークん

Broooock!しっかりしろ!

ただ1人、赤く染まっていた

きりやん

脈がないッ…

きんとき

そんな…早すぎるよ

スマイル

恐らく、さっきの揺れだろうな

シャンデリアの下敷きとなっていた赤色は息を引き取っていた

きりやん

これで…今回も失敗だな…

nakamu

今回…も?

きりやん

あ"ッ

nakamu

ねぇ、教えて、この前のはなんなの?それに今のだって…

スマイル

それは…

きんとき

…nakamu、落ち着いて聞いて

青色が真剣な眼差しで俺の前に出てくる

シャークん

ちょ、きんとき!

それを止めようとする緑色

きんとき

黙ってても意味ないと思うんだ

シャークん

ッ…わかっ、た

きんとき

この場所は、ゲームの場所

青色が淡々と語りだす

きんとき

死んだら記憶は残るし生き残ったら記憶は消える

きんとき

生存者の"似た姿"の奴を殺せばゲームは一旦終わる

きんとき

このゲームの全てを終わらせる方法は俺ら6人全員で"似た姿"の奴を殺して生き残ること

きんとき

どちらかの6人が全滅するとこのゲームは終わる

きんとき

俺らが勝ったらゲームは終わる…負けたら…

きんときは間を空ける

きんとき

負けたらどうなるかは分からない

きんとき

俺らはそれを"何度も"やった

nakamu

それって…俺も?

きりやん

まぁ、ほとんど生き残ったみたいだけどな

nakamu

そう、なんだ…ありがと

あれ…?

nakamu

...…!?

俺らは一気に声のした方を向く

シャークん

Broooock!?

きりやん

え、でもBroooockはここにいるぞ!

nakamu

じゃあ…偽物?

Broooock…?

ちょちょちょ!何言ってんの?僕は僕だよ?

シャークん

じゃあ、この死体は…

Broooock…?

…え?…

今まで気づいていなかったのか赤色が目を見開く

Broooock…?

僕…だ…

nakamu

どっちが…本物なんだよ

Broooock…?

僕に決まってんじゃん!

きんとき

…Broooock、君が本物って言うなら距離を置こう

Broooock…?

ハァ…わかったよ

Broooockは納得のいかない様子ではあったがきんときの言うことに従ってくれた

Br side

あ〜あ…1人しか死んでない

僕の手間は省けたけど…

nakamuはまぁいいとして、他の4人をどうするか…

いっその事…みんなで突撃してみるか

僕は5人にバレないようにこっそりとこの場所を抜け出した

Broooock

ただいま〜

シャークん

お、どうだった?

僕の声に反応しシャークんが振り返る

Broooock

僕しか死んでなかったわw

きんとき

あんな大規模なの仕掛けたのにな〜…

きんときがため息をひとつ零す

Broooock

で、僕思いついたんだけどさ!みんなで突撃しない?

きりやん

まともな作戦考えねぇの?

Broooock

そういうのもアリかな〜ってw

スマイル

どのタイミングで仕掛ける?

Broooock

ん〜…

Broooock

今すぐ!w

きんとき

大胆に行くかぁ〜!w

この作品はいかがでしたか?

502

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚