/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
第二十六話「君だけに渡したいもの」
一太
これを買いたいんだ
有河
ん、これって
一太
ネックレスだよ
有河
それはわかってるけど、なんでこれを？
一太
まぁまぁ後からわかるよ
有河
（後からわかる？）
一太
とりあえずこれだけ買いたい
有河
う、うん、わかった
有河
今日は楽しかったね、かずちゃん
一太
だな…って、ん？雨か？
有河
わっ、落ちてきた
一太
うお、結構強くなってきそう、雨宿りしよ
有河
うん
一太
屋根あったぞ、いこう
有河
おっけー
有河
なんかしばらく止まなそうだね
一太
だな、あいつらに連絡して、帰るの遅れるって連絡しとこう
有河
あーあ、服びっしょり、すごい濡れた
一太
…ん？、っておぉい！
有河
ん？なにかずちゃん
一太
ん？じゃねぇよ、目のやり場に困るやろ
有河
なにが？？って、ちょっ！変態！どこ見てんの！？
一太
バッ！あんま大きい声出すな、ったくしょうがねぇな
一太
ほら、これでも被せてろ
有河
あ、ありがとう、丁度寒かったから良かった
一太
そうか
有河
…ねぇあのさ
一太
ん？なんだ
有河
かずちゃんもさ、ちょっと目のやり場に困ることってあんだね
一太
んあ？何急に言い出すかと思えば…
そりゃ男だしな、やり場に困ることはあんだよ
そりゃ男だしな、やり場に困ることはあんだよ
一太
お前もそうだろ？
有河
ば、ばか…まぁ私にもやり場に困ることはあるよ？今とか
有河
かずちゃんのたくましい筋肉がちょっと透けて見える
一太
別にこれぐらいなら俺はいいよ、お前に比べたらな
有河
まぁ確かに
有河
あ、てかさっき、なんでネックレス買ったの？
一太
あ、そうだったな、えーと
一太
はい
有河
はいって、今日って何かの祝い日だっけ？
一太
いやまぁそういうことじゃないけどよ…早い誕生日おめでとうってことで
有河
え？私の誕生日、来週なのにくれんの？
一太
別にいいよ、てかお前に誕生日プレゼント渡したくてこの遊びにのっただけやし
有河
（///）
一太
なんでちょっと照れてんだよ
有河
…だ、だってさ、男子からプレゼントもらったのかずちゃんが初めての人だったから
一太
そうなんか、じゃあよかったな
有河
うん、ありがとね…かずちゃん…
一太
ん？眠そうだな
有河
眠く…なってきちゃった…
一太
まぁ雨も止んだし、今のうちに帰るか
おんぶしてやるよ
おんぶしてやるよ
有河
ん、ありがと……zzz
一太
ただいま〜
一太
って誰もいねぇのか
一太
ま、いいや
有河
zzz…
一太
まだこいつも寝てるし、たまにはいいよな
午後9時
有河
…ふぁ〜よく寝た
有河
あれ？帰ってきてる
有河
あ、かずちゃん…寝てる？
一太
zzz…
有河
まさか、私のことおんぶしてくれたのかな
有河
少しならいいよね
私はかずちゃんのほっぺにキスをした まぁこういうのもいいよね！
次回へ続く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ