放課後の図書委員会。

2年歳が違って

もうすぐで卒業してしまう先輩

先輩には受験もあるし…

だけど

そして私の初恋の人

先輩には私と一緒に 最後の図書委員会の

仕事をして欲しい

放課後の教室

月に2回ある委員会は 本の整理と

読書感想文を書くこと

先輩は同じ図書委員会で 来週から3年生は

受験も控えている

そのため、先輩とは 今日で最後の

一緒の委員会活動

なぜか知らないけど

先輩はいつも私を 教室まで迎えに来てくれる

でも、それも今日で 最後なのかなぁ…

先輩から差し出された 本には

ファンタジー小説 と ケータイ小説

どっちかって言うと 恋愛系？の

ケータイ小説が先輩は オススメだという

先輩の頬は ほんのり赤かった

ー図書室ー

さっき自分の担当の本を 整理して

今は先輩から進められた ケータイ小説をよんでいるところ

そして隣には先輩がいる

もうすぐで主人公が 告白するシーンに入る時…

ページとページの間に 小さく折りたたまれた紙

開くとそこには…

永下へ。 お前と図書委員会やり始めた時から ずっと、好きだった

人違いかと思ったけど やっぱり名前は私の名前

読書の秋

本に集中できていなかったら

この恋は

実らなかったかもしれない