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コメント
4件
時差コメすいません。 主さまの物語ちょー好きです！ マジ泣きました、神作をありがとうございます！🎼さんのただきみの曲と合体して見てたら号泣してました😭
水ちゃんの次はだれがお見舞い来るんですかね？楽しみにしてます！！桃紫が最近好きなので紫くんのお見舞い回が早く見たい…！
rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 瑞×桃（桃様は喋らないです） 二次創作
rara🎼
rara🎼
rara🎼
第3話『声が届くなら』
こさめ
病室の空気を、そっと震わせるように。
優しく落ち着いた声が響いた。
白く静まり返る空間の中で、水色のパーカーを羽織った小柄な青年――雨乃こさめが、そっと椅子に腰を下ろす。
今日も、らんは目を閉じたまま。
昨日も、その前の日も。
そのまぶたは一度も揺れなかった。
けれど、それでも。
こさめは、笑ってみせた。
こさめ
こさめ
こさめ
ポケットから、小さな封筒を取り出す。
青く可愛いシールが貼られた、少しだけ厚みのある便箋だった。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめはそっと、封筒を枕元へ置く。
まるで、願いを託すように、丁寧に。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
小さく微笑むこさめの横顔が、どこか寂しげにゆれる。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
少し、言葉を切ってから。
こさめ
こさめ
そしてふと、昔を思い出すように、遠くを見つめる。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
でもね、と続けて、視線をらんに戻す。
こさめ
こさめ
こさめ
その記憶がよみがえったのか、こさめの瞳に、涙がじんわりとにじむ。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめの声が、少しずつ震えてくる。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
頬を伝う涙に気づいて、こさめは袖でごしごしと目をこすった。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
そして最後に、ふっとか細く笑った。
こさめ
涙がこぼれるまま、こさめは、そっとらんの手に自分の手を重ねる。
震える指先で、ぎゅっと握りしめる。
温もりは、確かにそこにあった。
けれど、返ってくるはずの力は、まだ、そこにはない。
病室の外では、静かに雨が降り始めていた。
ポツ、ポツ……と、窓を叩く水の音が、この空間に、優しく寄り添うように広がっていく。
こさめはもう一度だけ、らんの顔を見つめた。
こさめ
その声は、ほんの少しだけ、強くて優しかった。
扉が閉まり、部屋に再び静寂が戻る。
ベッドの枕元には、こさめが残した小さな封筒が、そっと佇んでいた。
裏面には、可愛らしい手書きの文字で――
大丈夫。待ってるよ。 また、一緒に笑おうね。
第3話･了
rara🎼
rara🎼
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡40
rara🎼
rara🎼
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