リンディーララ

午後10時

チャイムが鳴った

玄関に出るとまた君は泣いていて

だけど僕の想いは伝えない

そう呟いた

気分転換にドライブへ連れ出した

君のためなら何処へだって行ける

僕らって永遠に切ないよね

君は僕の想いを知らないだろうけど

いつでもとは言わない

いつでも会えないから。

でも自分でも不思議なくらい

君の全てがこんなに大切なんだ

僕じゃない誰かを思って泣く君が 愛おしいと思うほど

愛してるから幸せになって欲しい

ごめんね嘘をついて

建前な言葉で本当の気持ちを隠してる

君が欲しいという本当の気持ち

君のことを本当に愛してるから

この気持ちを伝えることが出来ない

またねなんて言えなくなるから

君の家が近づいた時静寂が訪れた

徐々に俯く君を見て

スピードを落とす

このまま帰したくないよ

それでも本当の気持ちは言えない

愛しているから君が欲しいんだ

そんな僕の想いを隠して

そう言って君を送り届けた