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シヴァ
シヴァ
シヴァ
なんてファンタジックな。
そんなもの、ある訳ない。
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
告白。成功したかな?
お、丁度。
今日 なおきりさんは部活でも無いし、 この時間帯に帰宅中というのに、 少し違和感を持ったが、
まぁ、それも、 聞けばわかるはずだ。
シヴァ
親友の名前を呼ぼうと 空いた口が言葉が詰まらせる。
今、彼を呼んではいけない。
彼は刃物を持っていた。
いや、それだけじゃない。 その刃物には赤が付着していた。
見た感じ、 怪我をしている様子もない。
考えられるのは一つしかなかった。
なおきりさんの血液では無いこと。
そのとき、不意に、 昼休みに あの子が発した言葉が浮かんだ。
『もし、過去に戻れたなら、 犯した罪も、全て、なかったことになるんだろうね?』
その言葉が再生された後には、 もう、俺は時計を使っていた。
針が赤く染まる。
シヴァ
その瞬間、 俺の前に黒い影が通り過ぎる。
シヴァ
シヴァ
ゆあん
なおきり
会話はよくは聞こえないが、 なおきりさんは 明らかに驚いていた。
シヴァ
あれ?
なおきりさんの持っていた刃物が 綺麗さっぱり消えていた。
どうなっているんだ?
まるで、
俺と、なおきりさんだけが、 昨日の世界に来たみたいに。
俺は、2人がなおきりさんの家に入っていくのを、眺める事しか出来なかった。
うまく、状況が把握出来ない。
……本当に過去に来たのか?
ずっと立ち止まっては何も変わらないと思った。だから、
取り敢えず、家まで歩いていた。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
君はもしかして、記憶があるの?
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
シヴァ
シヴァ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
________
シヴァ
次に意識が通ったのは、 時間が12:45を過ぎた頃だった。
昼休みだ。
でも、前のように、 なおきりさんや、 じゃぱさんは居ない。
黒板は四限目の 授業内容が記されている。
日直が消していないのだろう。
シヴァ
本当に過去に_____、
あ
時計をくれた人だ。
彼は、にいっと口角を上げ、 俺の手元に視線を送る。
シヴァ
……過去に戻れる?
それが誠ならば、
そんなの行く宛ては 一つしか無いじゃないか。
シヴァ
『やっぱり、居た。』
加害者は、もうどこかに行ってしまったようだけど。
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
赤色に染まる彼に、 横たわる彼に、…… 俺はそう言葉を投げるしか無かった。
ゆあん
自分が夢から覚めるため、
なおきりさんを この悪夢から覚ますため、
俺はまた、時計を使った。
横たわっていた彼の姿は、 何も無かったかのように消える。
今頃、 新しい彼は、どうしているのだろう。
次こそ成功しますように。
君の願いが叶いますように。
親友が好きな子を救えると信じて。
針は、さらに真紅に染まった。
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コメント
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もうこれ、アニメ化してくんねぇかな…あと本格的な小説化も(願望
えええええええええ😭😭😭 もう…本とかアニメとかドラマとか作りましょうよ😭😭😭 ストーリーが綺麗すぎる……全部が生きてるんですよඉ́ ̫ ඉ̀(? 私と共に本とかアニメとかドラマとか作りません?ほんとに
すげぇ…もう伏線とか色々工夫が…繊細で素敵すぎます