※第一部にて、『雨の日に』の続き
レイ
ニコ
基地内に雨音がわずかに聞こえる。所々雨漏りもしていた。
基地にはニコとレイだけ。ニコはライチを点検している。レイは本を開いていた。
レイ
ニコ
ピチャピチャと鳴る雨漏りの音、ニコが弄る機械の金属音、レイの読む本のページがめくれる音だけが聞こえる。
ニコ
レイ
ニコはレイをチラ見する。すました顔で本を読んでいた。
あんなことがあったから、少し気まずい空気がひたすら重く苦しかった。
レイ
ニコ
レイの顔を見つめながら、話題を探していたらレイと目があった。
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
レイ
ニコ
ニコは点検を止め、レイの膝に自身の上半身を乗せるように身を乗り出し、顔をレイに近づける。
レイ
ニコ
レイ
どうしようかとレイが悩みながら、ニコの頬に片手を添える。
ニコ
レイ
ニコ
レイが考えている間にも、ニコの顔が近づいてくる。
お互いの吐息が肌に感じるぐらいの距離になってもレイの思考回路は巡っていたが
すぐに、考えることも拒むこともすべてを放棄して受け入れていた。
完
コメント
1件
きゃ〜!!♡♡()