レイ
📖
ヤコブ
天使って、まじでいんの?
レイ
少なくとも私は信じてる方...📖
ヤコブ
ふーん?
レイが読んでる聖書が気になったのか、ヤコブがヤンキー座りで聖書を覗きみる。
ヤコブ
天使か~。レイチェルの方が天使っぽい
レイ
私?
ヤコブ
そー!
ヤコブ
だって金髪だし?目が綺麗な青色だし?
ヤコブ
後さ!後さ!白い服も似合うし?天使っぽい!!
レイ
どうかな....
レイ
私、天使の仮面をつけた悪魔、か
レイ
魔女...かも
ヤコブ
なんで??こんなに綺麗で優しいし、見た目も天使っぽいのに。
レイ
見た目で判断しちゃだめだよ。
レイ
天使は、純粋で見た目も関係なく祝福をもたらしてくれるんだよ
レイ
(....なんて、私が言えたことじゃない)
ヤコブ
ふーん?なんだか、難しいや。
レイ
うん...それでいいんだよ。ヤコブ。
ヤコブ
え?なんか褒められてるのか貶されてるのかわからないけど。
ヤコブ
レイチェルがそう言うなら、それでいいんだね!
レイ
うん...
ニコ
(近いっ!💢)
デンタク
ニコくん!ニコくん!!
デンタク
ライチの部品を強く握りすぎです!!!
ニコ
す、すまない....。
タミヤ
じーっ....
ニコ
.....何だ。
タミヤ
いや、別に....?
カネダ
.......
ニコ
い、いいから!作業しろ!!
ニコ
ヤコブ!お前もだ!!
ヤコブ
へーい!
レイ
📖
タミヤ
で、何があったのか話してもらおうか??
ニコ
何の話しだ
カネダ
と、とぼけないで....レイちゃんとなんかあったでしょ
ニコ
......やはり、レイの言うとおり。俺は行動に出やすいらしい。
タミヤ
やっぱり、なんかあったんだな。
ニコ
......レイとした。
カネダ
!?
カネダ
なななななななななななななな何を!?!?
ニコ
.........
タミヤ
言えよ。内容によってはぶん殴ってやる。
ニコ
.....キス。
カネダ
き!?
タミヤ
...それなら、まだいい。
カネダ
.....いいんだ。
ニコ
.....レイが。
ニコ
俺たち三人に好意を寄せられているのはわかってるらしい
タミヤ
.......
カネダ
だ、だろうね....
ニコ
だが、俺たちの中から一人を愛すこともできないし、俺たちを三人愛すことも罪だと。
カネダ
何処かの国だと、一夫多妻制が認められてるのに....
ニコ
それは俺も言ったんだが、
タミヤ
どうせ。『ここは日本。海外じゃないよ』とか言ったんだろ?
ニコ
.....まさにそれだ。
カネダ
レイちゃんらしいや...
タミヤ
んで?レイは何か言ってなかったか?
ニコ
......『※※※※※※※※※』
タミヤ
...そっか
カネダ
それがレイちゃんの望みなら....
タミヤ
....だな。
タミヤ
にしても、抜け駆けはずるいぞニコ~
ニコ
う、うるさい!俺だって悪かったと思っている!!
カネダ
思っている、でしょ....
ニコ
なんか言ったか!!
カネダ
べ、別に......
タミヤ
まぁまぁ、もういいって。許してやろうぜ。
カネダ
そう、だね.....
その日は三人で並んで帰宅した。一方でレイは部屋で一人
レイ
.......
レイのすぐ近くには先ほど読んでいた聖書が開いたままになっていた。
<子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実を持って愛そうではありませんか。>
レイ
....私は、どうしたらいいの。
一人部屋で問いただしても誰も答えを返してくれない。
レイはそのまま静かに目を閉じ、睡魔に身を委ねたのだった。