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あずさ
あずさ
凪
前世の私は
せーちゃん……凪 誠士郎の幼馴染だった
だけど、身体が小さい頃から弱くて、結局私は 小学2年生の時にこの世を去った
あずさ
凪
あずさ
退院しても、ベッド上で過ごすことが多かった私
基本的には病院にいることが多かったけど、せーちゃんはいつも 何も言わずに毎日学校終わりにお見舞いに来てくれていた
あずさ
病室の窓から見える公園には、学校終わりの小学生達が 楽しそうにサッカーボールを蹴っていた
せーちゃんは優しいから、何も言わずに私のところに来てくれるけど
ずっと私のお見舞いなんて、つまんないだろうし
本当はきっと……
凪
あずさ
やっていたゲームから、私の方に目をうつすと ジトッとした目で睨まれた
怒ってる…?
そう悟った瞬間、ピンッとおでこを弾かれた
あずさ
凪
凪
凪
あずさ
凪
耳まで赤くしてそう言うと、プイッと顔を逸らした
好きだなんて、言われたことない
言ったことも なかった
だけど
幼いながらに、私たちはきっと
あずさ
凪
凪
あずさ
きっと、思いが通じあっていた
……と、思う
登場人物 2
仁科 あずさ
凪 誠士郎とは幼馴染
幼少期に 病気で亡くなっている
凪とは両片思いだった女の子
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