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一限目 、 先生が箱を持って教室に入ってくる 。 それは席替えのくじのようで 。
sin .
弱々しい声で 後ろの席から 私の服を掴んでくるのは椎名唯華 。 私の一番の親友 。
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さっさと 引け 、
sin .
行ってくるわぁ 、
面倒くさそうに 歩いていく 椎名 。
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○○
私も渋々 席を立ち 、 くじを引く 。 くじを 開けてみると 1番後ろの 廊下側から 2列目の席だった 。
sin .
ㅤ前 なんやけど !!ㅤ
○○
ㅤおつかれ ! 笑
sin .
睨んでくる椎名を 笑いながら 席を移動する 。
てか 隣見てなかったな … なんて 思って 私の隣の人を見ると それは 佐伯くんだった 。
佐伯くんは いつも 机に突っ伏している 。 友達居ないのかな 、 なんて 思っていたけど 佐伯くんと話す事はなく 、 ただの クラスメイト と 言う 認識だった 。
○○
宜しくね !
sik .
話しかけると返事はしてくれたものの 直ぐに 視線をそらされ 、 机に突っ伏してしまった 。
○○
ㅤ態度悪くない !? )
愚痴を 口に出してしまいそうになるが その言葉達を飲み込み 、 また 話しかける 。
○○
ㅤ好きなものとか ある ?
sik .
ㅤご 、 ごめん …
ちょっと トイレ 、 、
なんて 佐伯くんは 席を立って そそくさと 教室を出ていってしまった 。
sin .
顔怖 !? なに !?
○○
sin .
ㅤあ 、 佐伯くん ?
○○
○○
嫌われてんのかな ?!
椎名の肩を持ち 、 前後に揺らしながら 愚痴を 吐く 。 私は佐伯くんに恨まれる様なことしてないし 、 話しかけたことも無いわけで 。
sin .
それは 知らんけど …
sin .
ㅤ佐伯くん 放課後に 友達と
楽しそうに帰ってるって
ㅤ聞いたし …
sin .
聞いたことないな 〜
○○
私の事嫌いってことか …
sin .
話をしていると チャイムが鳴り 、 椎名は 席に 戻って行った 。
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