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好きぃ ~ ! 🫶🏻🩷 意地悪 n o 兄 好きすぎる … 🫵🏻 続き待ってます っ っ っ !
第4話 冗談のつもりだったのに
グラスの氷が、カランと静かに鳴った。店内は既にラストオーダーを過ぎ、他の客はほとんどいない。えとは頬を赤くして、ストローを咥えたまま台本を見つめていた。
et.🍫
no.🌷
et.🍫
no.🌷
et.🍫
えとはゆらりと顔を上げ、指先でなおきりのネクタイをちょん、とつついた
et.🍫
なおきりは一瞬、息を飲む。
no.🌷
マスター「......そろそろ閉店です」
カウンター越しにマスターが声をかける。時計はもう0時を回っていた。
なおきりは軽く息を吐いて、グラスを置いた。
no.🌷
と、そこでふと、口が勝手に動いた。
no.🌷
no.🌷
軽い冗談。 本気じゃない。 "どうせ呆れられて、怒りながら笑われる" ーーそのはずだった
えとさんは一瞬、パチッとまばたきをして、
et.🍫
食い気味。 しかも笑顔で。
no.🌷
et.🍫
そう言いながら立ち上がろうとして、足元が少しふらつく。 慌てて腕を支えた。
近い。 思ったより、ずっと近い。 髪から微かに甘いシャンプーの匂い。 頬の熱。 瞳の潤み。
心臓が、ドクン、と鳴る。
no.🌷
no.🌷
et.🍫
no.🌷
et.🍫
そうぽつりと呟いて、僕の肩に頭を預けた。 店内の明かりが少しずつ落ちていく。 閉店のベルの音がやけに遠くに聞こえた。
えとが目を開けた時、最初に感じたのはーー 柔らかいシーツの感触だった。
et.🍫
頭が少しズキズキして、昨夜の記憶がぼんやり浮かんでは消える。
バー、グラス、台本、なおきりさんの声。 それからーー
et.🍫
上体を起こした瞬間、シャツの袖がずるりと落ちた。 自分のじゃない。少し大きくて、男物。ボタンが途中まで外れたままになってる。
et.🍫
えとは慌てて胸元を押さえ、部屋を見回した。 落ち着いた色のインテリア。壁際には観葉植物。 そしてーー浴室のほうから、シャワーの音。
et.🍫
その瞬間、浴室の扉が開いた。水滴の音と一緒に、タオルで髪を拭きながらあいつが出てくる。
ラフな部屋着姿。けど、その雰囲気はどうしても''生活感"より''色気"が勝っていた。
no.🌷
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no.🌷
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なおきりさんは口の端を少し上げて、冷蔵庫から水を取り出しながら軽く言った。
no.🌷
no.🌷
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no.🌷
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真っ赤になって布団に包まる。なおきりはその様子を見て、目尻をゆるめる。
no.🌷
no.🌷
no.🌷
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えとは枕を投げた。なおきりはそれを片手で受け止め、静かに笑う。
no.🌷
no.🌷
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なおきりはわざと真顔で言い切り、その後で少しだけ笑いをこぼした。
no.🌷
そう言って差し出されたグラス。 指先がふと触れた瞬間、えとの胸がまたーードキッと跳ねた。
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なおきりさんは淡々と、まるで打ち合わせでもしてるみたいな口調で言う。 その余裕顔が逆に腹立たしくて、布団をぎゅっと掴んだ。
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なおきりさんは笑いをこらえるように、手で口元を隠した。
no.🌷
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一瞬、息が止まった。 ほんの冗談みたいな調子。けど、 その目だけはふざけてなかった
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no.🌷
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なおきりは微笑んで、えとの髪にかかったシャツの襟を軽く直した。 その指先が、ほんの一瞬触れただけで、心臓が跳ねる。
et.🍫
沈黙。 時計の秒針だけがやけに大きく聞こえる。
なおきりさんは水を飲み干して、
no.🌷
と、わざと何事も無かったように立ち上がる。 思わず口を尖らせる。
et.🍫
no.🌷
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no.🌷
et.🍫
顔を真っ赤にしたえとの反応を見て、なおきりはやっと声に出して笑った。
no.🌷
その言葉に、一瞬、言葉を失った。 それを残して、なおきりさんは玄関へと歩いていく
……ほんとに、何もしてないって言い切れる?
胸の奥で、自分でも分からない''ざわめき"を感じていた。