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天音
ポケットの中に絆創膏入れてたんだった!良かった〜。
三ツ谷
三ツ谷くんは絆創膏を受け取ろうとするが、私は手をヒョイっと避けて拒む。
天音
三ツ谷
天音
断る三ツ谷くんのことはいざ知れず、私は勝手に絆創膏を貼った。
天音
三ツ谷
天音
「どうぞ」と手を差し出せば、遠慮がちに握り返してくれた。
グイッと引っ張って三ツ谷くんを立ち上がらせる。
天音
もう一度深く頭を下げた。
三ツ谷
そう言ってくれたので顔を上げる。
三ツ谷
そう笑顔で言ってくれた。
何だ、何なんだこの優男は。優男過ぎないか?
天音
気まずくてその場をすぐ離れようとした。
そこでハッとする。
不良達だけなら五条家まで伝わることはないと思っていたが、状況が変わってしまった。
ガシッ‼︎
三ツ谷
三ツ谷くんの両肩を掴むと、本人は目を見開いて驚いた。
そりゃそうだ。見ず知らずの人間に、こんな切羽詰まった顔で迫られたらそうなる。
だがこれだけは譲れない…‼︎私の生活が掛かってる…‼︎
天音
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