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窓の方を向く。
大きな瞳と長いまつ毛_______。
髪の色とは正反対な その紅い瞳に吸い込まれそうになった
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一瞬にして心を奪われた
やっと口にできたのは、 なんとも間抜けな声だった
でも君は気にしていない様子…
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そこで疑問が生まれた
僕が今たっている場所は 君で日光が遮られてるため
自分の髪に太陽の陽は当たっていない
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考えていたことが頭に出ていたのか…
優しい瞳で俺を見ながら 君が言葉を続ける
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君はお手本のような 美しい笑みを浮かべた
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数分前の友人の言葉を思い出す
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どうりで周りとは違うと思ってた
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彼の浮き方は嫌なものでは無い
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俺は自分の席につき、左隣を見る
するとそこには、
柔らかな春の日差しが君の机に差し込んでいた
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話を聞いていて、同じ世界にいるとは思えなかった
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そんなことを思っていると、
先生
先生
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先生
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なっちゃんの声にクラスみんなが呆れたように笑う
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あっという間に一日が終わる 今日は午前授業だけだ
用事もないので早く帰ろうと席を立つと
君が話しかけてきた
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そのまま一緒に教室を出て、 廊下を並んで歩く
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と、君は微笑ましそうだ
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靴を履いて外に出る
朝より暖かくなった風が吹いている
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君が目を伏せて言った
長いまつ毛が動く様は、綺麗で
思わず目がいってしまった
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話題を変えようと問いかける
可もなく不可もなくつまらない質問
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意外なことが聞けた
大したこともないのに 嬉しくなってる自分がいる
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自転車は便利だから毎日乗りたいのだが 学校前の坂道で心が折れてしまう
だからたまにしか使わない
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有栖町は、丘の上にある住宅街
そんなとこに住むには、 お金の余裕が無いと無理だろう
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学校前の桜並木を歩いていく
白い花びらが足元を支配していた。
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何気なく言うと、 君はこちらを向いて立ち止まる
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___桜流し。聞き覚えのある単語だった
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いつの間にか横に並んでいた君は一瞬、目を見開き、
アスファルトの桜を見た。
その瞳はどこか寂しそうだった。
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ドキッとした
伏せたまつ毛の奥に見える寂しげな 瞳が綺麗だったから
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やがて十字路につき 君が左を指さす
どうやらここでお別れらしい。
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遠くなっていく君の背中が見えなくなるまで見送る
くるりと回って歩き出した道は、 やはり、白く染っている。
それから10分。見慣れた自宅に到着する。
ポストからはみ出たチラシが気になり
開けて中身を確認する
ダイレクトメールや広告の中に一つだけ 異彩を放つ黒い封筒を見つける
手が止まった
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封筒に書いてある自分の名前を目にして、頬がひきつる
持っていた郵便物がてからすり抜けて 地面に散らばった。
世の中には様々な病気が存在する
治療法が確立されていない病は 多々あるが、
患者が少ないながらも、 その異常さから有名になった不治の病
誰にも気づかれることなく
緩やかににを迎える病気_______
___無彩病。