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主
羽島 咲友
主
光野 晴明
主
主
先生
羽島 咲友
羽島 咲友
と、呑気に欠伸しながら気だるげに机に突っ伏し、教科書でかくしながら小説を読み始める。 いつもコレしてるからテストの点数が落ちるのだ。
羽島 咲友
光野 晴明
彼は、隣の席の光野晴明くn…………これ、私みたいなやつが君付けていいのか、?『さん』とか『様』とかつけた方が良くないか?
羽島 咲友
光野 晴明
羽島 咲友
光野 晴明
羽島 咲友
私は少し抵抗するが、光野さんが目でお願い、と必死に訴えてくる。
流石にこれは顔が良すぎて負けてしまう。なのでまぁ…仕方がなく?呼んであげた。
羽島 咲友
光野 晴明
羽島 咲友
も、もう一息と言われましても…流石に『光野』はダメそうだし…それなら…いや、それも…
羽島 咲友
我ながら不甲斐なく照れてしまった…、まぁ、そんな呼び方を求めて来る方が悪い。私は反射的に照れたのだ。 うん。 絶対光野君だから、とかじゃないからね?…と、心の中でたくさん言い聞かせる。
光野 晴明
やばい、光野くん顔抑えてる。 引かれたか?だとしたら相当ヤバい。 私が光野君をあんなふうに呼んだことを光野君がバラして、全校の人から引かれて友達出来ないかもしれない。
羽島 咲友
私は心配になり、光野君の顔を下から覗き込む。
光野 晴明
光野君の顔は赤く火照っていて、まるでしっかり熟成されたりんごの様だった。
後そんなに照れられたらこちらの顔まで赤くなってしまうのでやめて欲しい。
羽島 咲友
光野 晴明
羽島 咲友
私はまた教科書でガードしながらファンタジーの小説の世界に沼り始めた。
羽島 咲友
先生
羽島 咲友
つい咄嗟に返事したため、マヌケな返事をしてしまった。 クラスメイトの視線の中心が私へと向いてしまい、私はアワアワしながら問の答えを言おうとした。
だがしかし、私は頭が悪すぎて問題が全然分からず、これは正直に『すみません、分かりません。』と言うべきだろうか、と考え始める。
超スピードで考えている途中で、隣から『4分の7』と聞こえてくる。その声を頼りにして答えたら見事正解だった。
羽島 咲友
光野 晴明
光野君は私に比べ頭が良い。この前の中間テストだって、学年TOP3に入るほどだ。
羽島 咲友
笑えない順位である。もういっその事笑った方がマシだ。
羽島 咲友
だがこんな私にも唯一の学校の楽しみがあった。
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