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お祓い師さんに恋...(1)

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お祓い師さんに恋...(1)

第1話 - お祓い師さんに恋...(1)

270

2018年09月08日

#恋愛

紗綾

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巫女音

またいる...

私柊黐巫女音は幽霊が見える...

私は今高校2年生

小学生の時は見えていなかった

幼稚園児の時は見えてたんだけと

いきなり見えなくなっちゃった

巫女音

よりによって

巫女音

何で高校生で幽霊が
見えなきゃいけないの...

？？？

お姉ちゃん...

？？？

一緒に...遊ぼう....

巫女音

(ごめんね...無理なの)

？？？

どうして...?

巫女音

(私はあなたとは違うの)

巫女音

(だから無理なの)

巫女音

(ごめんね...)

？？？

私一人は嫌だよ.....

巫女音

(なら私の家においで)

巫女音

(他の幽霊も
たくさんいるから)

？？？

いいの....？

巫女音

(うん)

？？？

ありがとう...

？？？

今日の夜に行くね

巫女音

(うん...)

巫女音

...

巫女音

あの子も自殺したのかな...

巫女音

あんなに小さいのに...

???

あの...

巫女音

え、？私ですか？

???

はい...

巫女音

(聞いたことある声...)

そっと振り替える

そこには同じクラスの

神山凌呀君がいた

巫女音

同じクラスだよね...?

凌呀

はい...

巫女音

私に何か用...？

凌呀

柊黐さんは

凌呀

幽霊が見えますよね...?

巫女音

え、？

巫女音

(どうしてその事を...)

巫女音

どうして、？

凌呀

今日の昼に

凌呀

柊黐さんが霊と会話
しているところを見たので

凌呀

そうなのかと

巫女音

え、？

巫女音

じゃあ神山君も見えるの？

凌呀

はい...

巫女音

私と同じなんだ...

巫女音

でも何で会話してるって

巫女音

私は声をだして
話してなかったのに

凌呀

それくらい分かります

巫女音

そ、そっか

巫女音

それで用件はそれだけ？

凌呀

いえ、まだあります

巫女音

何？

凌呀

今日僕の家に
泊まって下さい

巫女音

巫女音

へ、？

巫女音

な、なんで？

凌呀

あなたは｢怨霊｣を

凌呀

家に呼びましたよね

巫女音

おん、りょう？

凌呀

はい...

凌呀

とても危険な存在です

巫女音

怨霊って...

巫女音

あの小さい子が？

凌呀

そうです

巫女音

凌呀

怨霊という存在には

凌呀

絶対に
近づいてはいけません

凌呀

怨霊は別の霊を取り込み

凌呀

どんどん大きくなっていきます

凌呀

どんどん大きくなれば

凌呀

あなたも襲われます

巫女音

で、でも

巫女音

よりによって

巫女音

なんで神山君の家なの？

凌呀

うちは神社をやってるんです

巫女音

てことは

巫女音

神主さん？

凌呀

いえ、僕は跡継ぎ...

凌呀

みたいなものです

巫女音

そうなんだ...

巫女音

それで神山君の家に？

凌呀

はい

凌呀

おそらく貴女が
いないことを知れば

凌呀

先程の少女が
探しに来るはずです

巫女音

それで、どうするの？

凌呀

成仏させます

巫女音

成仏...?

凌呀

はい

巫女音

あの女の子は

凌呀

...いなくなります

巫女音

...そっか

巫女音

わかった

巫女音

神山君の家に行くよ

凌呀

ありがとうございます

凌呀

ところで柊黐さんの家は

巫女音

私のいえ？

巫女音

あっちだけど...

凌呀

送らせてください

巫女音

えぇ？

凌呀

あなたは何体も

凌呀

霊を家に招いているでしょう

巫女音

う...

凌呀

その霊も

凌呀

成仏させます

巫女音

でも、！

巫女音

あの中には私の

巫女音

私の友達もいるの...

凌呀

友達...ですか？

巫女音

うん...

凌呀

...

凌呀

例えそれがあなたの
友達だとしても

凌呀

いつか必ず
あなたを襲います

巫女音

それでも、

巫女音

離れたくない...

凌呀

...失礼します

巫女音

え、？

ｽｯ

巫女音

か、神山君？

凌呀

少し痛みますよ...

巫女音

...?

キィィィィィン

巫女音

...っ！

キィィィィィン‼

巫女音

う、、っ！

巫女音

(頭が、割れる...!!)

凌呀

もう少しです

巫女音

っ...！

キィィン

巫女音

あ、れ？

巫女音

痛みが消えた、？

ｽｯ

凌呀

もう大丈夫です

巫女音

何したの？

凌呀

霊を追い払ったんです

巫女音

霊？

凌呀

あなたに憑いていたんです

巫女音

幽霊が？

凌呀

はい

？？？

お姉...ちゃん...

巫女音

この声！

バッ

振り替えれば昼にみた

あの少女がいた

？？？

はやく..帰ろう...？

凌呀

柊黐さん後ろに！

ｽﾀｽﾀｽﾀ

凌呀

ちょ！

巫女音

あなたの名前は？

？？？

さき...

巫女音

さきちゃんか

巫女音

あなたはどうして

巫女音

死んだの？

さき

殺されたの...

巫女音

誰から？

さき

お母さん...

巫女音

(虐待？！)

巫女音

そっか...

巫女音

苦しかったね...

巫女音

ずっと一人で...

さき

...

ｷﾞｭｯ

凌呀

？！

さき

お姉ちゃん....

さき

私を...触れるの...？

巫女音

そうみたいだね...

巫女音

私ねあなたに

巫女音

さきちゃんに

巫女音

苦しんでほしくないの

巫女音

だから、天国に行こう？

さき

...わからないの

さき

どうやって天国に行くのか

ﾎﾟﾛｯ

さき

ずっと...

さき

ずっと一人で...

さき

誰の目にも映らなくて...

さき

お姉ちゃんだけが

さき

私を見てくれた

さき

優しくしてくれた...

ｼｭｩｩｩ

凌呀

(怨霊が浄化している...?)

巫女音

寂しかったね...

さき

お姉ちゃん...

さき

ありがとう.....

さき

心がかるくなったよ...

さき

天国に行けるかな...

巫女音

行けるよ...

ﾊﾟｯ

巫女音

あなたなら...

巫女音

さきちゃんならきっと！

さき

ありがとう....

さき

お姉ちゃん.....

ｼｭｩｩｩｩｩｩ

凌呀

柊黐さん...

凌呀

どうやって怨霊を...

巫女音

...

巫女音

言ってなかったけど...

巫女音

私ね...

巫女音

前世が巫女なの...

凌呀

前世...?

凌呀

前世が見えるんですか？

巫女音

そうみたい...ｱﾊﾊ

巫女音

よく夢で見てたの

巫女音

私が巫女だった時の夢

巫女音

そこにね

巫女音

必ず男の子がいたの

巫女音

優しい瞳でいつもいつも

巫女音

私を見てくれてた

巫女音

その時の男の子がね

巫女音

あなたに

巫女音

神山君にそっくりなの...

凌呀

僕...?

巫女音

うん...

今回は終わります。

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