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輝き― ~君が選ぶ道~

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輝き― ~君が選ぶ道~

7 - 輝き― ~君が選ぶ道~ ⑦

♥

61

2019年06月05日

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また来てくれたんですね。

まぁ、しばらく開いてなかったから

来るかどうか心配でしたけど

お待ちしておりました。

あっ、やっぱり気になりますか?

それじゃ、早速話しますね

どこまで話しましたっけ?

そうそう、時が戻ったところからでしたね。

まぁ、その前に登場人物から

おさらいしましょう。

登場人物

―キミ子― 本名:来宮 喜美子 (きのみや きみこ) 学年:中学三年生 年齢:当時15歳 所有能力:(不明)

―サキエ― 名前:山郷 咲枝 (やまさと さきえ) 学年:中学三年生 年齢:当時14歳 所有能力 ノウ―知っている―

―滝斗― 名前:垣尾 滝斗 (かきお たきと) 本名:赤羽 滝斗 (あかばね たきと) 学年:高校二年生 年齢:当時17歳 所有能力 アコースティック―音響―

―快斗― 本名:羽山 快斗 (はやま かいと) 学年:高校二年生 年齢:当時16歳 所有能力 ヴェロシティ―速力度―

―遊翔― 本名:佐賀 遊翔 (さが ゆうと) 学年:高校一年生 年齢:当時16歳 所有能力 ハイブ―隠す―

―カズエ― 本名:佐賀 和恵 (さが かずえ) 学年:小学五年生 年齢:当時11歳 所有能力 フォーゲット―忘れる―

―キトラ― 本名:神野 きとら (こうの きとら) 学年:高校三年生 年齢:17歳 所有能力 (不明)

―幸― 所有能力 シャット―閉―

輝き― ~君が選ぶ道~

第七話【変更】

放課後・帰り道

キミ子

「サキエ」

キミ子

「聞きたいことがあるんだけど?」

サキエ

「何?」

キミ子

「今日は用事はないの?」

サキエ

「用事?」

サキエ

「別にないけど?」

キミ子

(それじゃ、あれは)

キミ子

(私が夢のことを話したからできた用事か…)

サキエ

「それがどうしたの?」

キミ子

「いや、このあと」

キミ子

「『輝ノ霧森』
(かがやきのきりもり)に」

キミ子

「行かない?」

サキエ

「別にいいけど…?」

キミ子

「それじゃ、輝ノ霧森の」

キミ子

「入り口に集合ね!」

サキエ

「うん…」

サキエ

「わかった」

サキエは、そう言ったが

どこか考え込む顔をしていた

キミ子

「それじゃ、私は準備しに行くから」

キミ子

「サキエも準備できたら、入り口の前に集合ね?」

サキエ

「うん…」

私の不自然な行動に怪しんでいるだろう…

ごめんね、まだ話せないや

*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*

輝ノ霧森 入口・待ち合わせ中…

キミ子

「あっ、サキエ!」

キミ子

「お待たせー」

キミ子

「待った?」

サキエ

「まぁ、5分ほどね?」

キミ子

「あはは…」

キミ子

「ごめん…」

サキエ

「まぁ、気にしてないけど」

キミ子

「それじゃ、早速のぼりましょう!」

サキエ

「ちょぅと、その前に」

キミ子

「えっ?」

サキエは、私が通れないように

入口に立ち塞がった

サキエ

「どうして、急に行こうと思ったの?」

キミ子

「ん?」

キミ子

「輝きの夢を見たから」

サキエ

「………!」

サキエ

「それって…」

キミ子

「私、輝き所有者なんだ」

サキエ

「えっ、いつから?」

サキエは、慌てた様子で問いかける

キミ子

「七年前かな」

サキエ

「七年前?!」

サキエ

「私とあんたが会う前?」

サキエ

「それとも…」

キミ子

「ううん、どちらにもあてはまらないよね?」

サキエ

「えっ…?」

キミ子

「書き換えられた記憶も覚えてるよ」

サキエ

「はぁ…そっか、思い出しちゃったか……」

キミ子

「うん」

キミ子

「ねぇ、サキエ」

キミ子

「ううん、本当の名前は」

キミ子

「違うのかな」

サキエ

「そうよ」

サキエ

「佐々野 結依」

サキエ

「それが本当の名前だけど」

サキエ

「サキエのままでいいわ」

キミ子

「わかった、ユイ」

サキエ

「聞いてたかしら、人の話?」

キミ子

「冗談だよ」

私は笑いながらそういった

サキエ

「それにしても、あんたの能力(ちから)って」

サキエ

「どんな能力(ちから)なの?」

キミ子

「わからないけど…?」

キミ子

「なんか、意味さえわかっていれば」

キミ子

「何でも、使えるらしいよ」

サキエ

「何でも?」

サキエ

「例えば、どんな?」

キミ子

「例えば?」

キミ子

「ちょっと待って、やってみる」

キミ子

「load…」

私は、能力(ちから)を発動させ

次にこう言った

「tell」

サキエ

「………!」

キミ子

「どう?」

サキエ

「今、何したの?」

キミ子

「伝えたの」

キミ子

「このあと何が起こるか」

キミ子

「私の“記憶”をサキエに送った感じかな?」

サキエ

「なるほどね」

サキエ

「tell(テル)ね」

キミ子

「伝えるや言う」

キミ子

「話すっていう意味だったから使ってみた」

サキエ

「そっか…」

サキエ

「『シャット』が来ちゃうんだ」

サキエ

「これからどうするの?」

キミ子

「もちろん、全員集めるよ」

サキエ

「全員?」

キミ子

「まずは、あの方って呼ばれてる人に行きますか」

サキエ

「そうね」

*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*

輝ノ霧森・霧の入口

キミ子

「何ここ?」

サキエ

「ここがあの方の元へ行くことができる」

サキエ

「霧の入口」

キミ子

「霧の入口?」

サキエ

「まぁ、入ってみましょうか?」

キミ子

「そうだね」

キミ子

「あっ、その前に」

キミ子

キミ子

「………」

サキエ

「何してたの?」

キミ子

「後でわかるよ」

サキエ

「そう?」

キミ子

「それじゃ、入ろう」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

輝ノ霧森・霧時空

キミ子

「ここが…」

「ついに来たか…」

「時を戻したのはさすがの私でも」

「驚きを隠せんぞ」

サキエ

「なぜ、それを?」

「何、私が知っていてもおかしくはなかろう」

キミ子

「確かにそうだね」

キミ子

「ずっとみられてる感じしてたもん」

サキエ

「そうなの?」

キミ子

「うん」

「貴様の行動は、とても私でも予想できぬ」

キミ子

「そうかな?」

キミ子

「私って、単純な性格してると思うんだけど?」

サキエ

「それ、自分でいう?」

キミ子

「そういえば、あの方の名前って何ですか?」

キミ子

「みんな、あの方、あの方」

キミ子

「って、言ってるけど」

キミ子

「サキエは、知ってる?」

サキエ

「そんなの誰も知らないわよ…」

キミ子

「それじゃ、あの方!」

キミ子

「名前教えて!」

「そんなこと言われてもな」

「答えるわけがなかろう?」

キミ子

「それじゃ、名前教えるか」

キミ子

「どうしたら、“シャット”を止めることができるのか」

キミ子

「どっちか教えてくれる?」

「必ずどちらか答えなければならぬのか?」

キミ子

「うん、答えないと」

キミ子

「あなたのあだ名を」

キミ子

「覗き魔にするよ?」

サキエ

「それは、地味に最悪な呼ばれ名ね」

「わかった、答えよう」

キミ子

「やったね」

「“シャット”を止める方法についてな」

キミ子

「あれ、そっち?」

「“シャット”を止めるには」

「『シャイン』の能力(ちから)が必要だ」

サキエ

「……!」

キミ子

「シャイン?」

「全ての能力(ちから)を発揮できる」

「それで、“シャット”を止めることができる」

キミ子

「本当?」

「嘘ではない」

キミ子

「だって、サキエ」

サキエ

「そうね…」

キミ子

「ん?」

キミ子

「どうしたの、サキエ?」

サキエ

「何でもないわ…」

サキエ

「気にしないで…」

サキエの声は震えていて

目も合わせない…

まるで、何かに怯えてるように

キミ子

「ねぇ、あの方」

キミ子

「シャインを使ったらどうなるの?」

サキエ

「……!」

「それは、君が…」

サキエ

「やめて、言わないで!」

サキエは、大きく怒鳴る

こんな、サキエは、はじめてみる

キミ子

「わかった」

キミ子

「聞かないから…」

キミ子

「なので、あの方も」

キミ子

「言わないでいいです」

「そうか…」

キミ子

「というか、シャットの止め方より」

キミ子

「あの方の名前が知りたかったなー」

「言うわけがなかろう」

「名前を言われて、探られても困るしな」

キミ子

「なるほど…」

キミ子

「っと、言いたいけど」

キミ子

「この空間ならどんな能力(ちから)も使えないでしょ?」

「……気づいていたのか」

「頭が悪い設定はどこ行ったのやら…」

キミ子

「ううん、これはある人が教えてくれたの」

「ある人?」

「それは、誰のことだ?」

キミ子

「そいつは、急に現れて」

キミ子

「私のことを嫁にするって言ったり」

キミ子

「私のことを守るって言ったりして」

キミ子

「本当に何言ってんだー」

キミ子

「って、思ってたけど…」

キミ子

「何故か、特別な何かを感じてた」

キミ子

「そして、全てを思い出したとき」

キミ子

「ようやく理解できたの」

キミ子

「こいつ私の“騎士”だったんだなー」

キミ子

「って、それも、小さな騎士」

サキエ

「それって、もしかして……」

っと、その時だった…

この霧時空間にヒビがはいった

「これは……!」

その瞬間、霧時空から現実世界に戻った

滝斗

「よっ!」

滝斗

「待たせたな、『キミ子』」

キミ子

「遅いよ、『滝斗』!」

キミ子

「今度はちゃんと待ってたんだから!」

滝斗

「ごめんって」

キミ子

「まぁ、許すけど」

サキエ

「ちょっと待って?」

サキエ

「どういうこと?」

滝斗

「よっ、サキエ」

滝斗

「この前はよくも子供扱いしてくれたな」

滝斗

「まぁ、気にしてないけど」

サキエ

「覚えてるの!?」

キミ子

「違うよ」

キミ子

「さっき、サキエにやった時のように」

キミ子

「みんなにも“tell”を」

キミ子

「使って伝えていたの」

サキエ

「みんなにも!?」

キミ子

「サキエと滝斗の他に」

キミ子

「快斗、遊翔、カズエに」

キミ子

「伝えた」

サキエ

「あんた、すごいわね」

あの方

「それは、私でも気づかなかった…」

キミ子

「わっ!?」

キミ子

「生の声だ!」

あの方

「ここでは、私の力は使えないからな…」

快斗

「おいおい、はじめて、顔を見た気がするぜぇ?」

快斗

「あの方よぉ!」

遊翔

「すげぇー…」

カズエ

「全員集合かな?」

キトラ

「そのようだな」

キミ子

「いや、あんたは呼んでないよ!?」

キトラ

「そりゃ、メインキャラが全員集合しておるのに」

キトラ

「我だけがいないのは、おかしいだろう?」

キミ子

「確かにそうだけど…」

キミ子

「まぁ、いいや!」

あの方

「このままでは、世界が壊れるぞ?」

キミ子

「この村は守るよ」

キミ子

「絶対に!」

あの方

「そうではない」

あの方

「霧時空間は、世界そのものを支えておったのだ」

遊翔

「世界そのもの?」

快斗

「何言ってんだぁ?」

滝斗

「要するに時空間を壊したことによって」

滝斗

「この村だけではなく」

滝斗

「この世界事態が壊れてしまうんだろ?」

あの方

「そうだ…」

キミ子

「だから、ここでこの人の出番」

キミ子

「今回、初登場」

キミ子

「『岸辺 幸』さんです!」

「なんで、終わりを告げる者が」

「逆に始めなければならないんだよ?」

あの方

「何をするつもりだ?」

キミ子

「世界を終わらせます」

あの方

「それをしてどうなると言うのだ!」

キミ子

「岸辺さんの能力(ちから)は、閉じることです」

キミ子

「だから、一度閉じます」

あの方

「何が言いたい?」

キミ子

「世界を“リセット”します」

キミ子

「そして、新しく作り直します」

キミ子

「なので、めちゃくちゃになってしまった」

キミ子

「このお話は最終回を迎えます」

あの方

「つまりは、一度したものを新しく“リメイク”する」

あの方

「というのか…」

あの方

「貴様は、本当に先が読めぬな…」

あの方

「まるで、打ち切りが決まって」

あの方

「変な終わり方をする」

あの方

「お話のようだ」

キミ子

「あの方もお話読むの?」

あの方

「いや、読まないが」

あの方

「昔、そんな例えをしたやつが」

あの方

「いたような気がする」

キミ子

「そうなんですか」

キミ子

「きっと、その人はあなたの大事な人だったんですね」

あの方

「何故そう思う?」

キミ子

「だって、あなたが泣いているから…」

あの方

―――!

あの方の頬を透明な光が上から下へと

零れ落ちる……

キミ子

「それでは、始めてください」

「俺、こんな風に出てくるはずじゃなかったんだけどなー」

「作者のバカ野郎…」

キミ子

「はい、そこ!」

キミ子

「メタ発言しない!」

世界が黒く包まれていく

まるで、ゆっくりと扉を閉められていくみたいに

世界が閉じてゆく…

キミ子

「これで、終わる……」

はずだったんだけどな…

続く おまけ

キミ子

「はい、最終回のように終わりましたが」

キミ子

「まだ終わらないよー」

サキエ

「もはや、これを最終回にしたら?」

キミ子

「完全に打ち切り直前で終わるお話のようだったね」

滝斗

「突然の世界を閉じるとか、新キャラの扱いとか」

滝斗

「いろいろと、おかしくなってるような…」

キミ子

「ん?」

キミ子

「別にいいよ」

キミ子

「作者自身も諦めてるから」

キミ子

「ちゃんとした話に戻すの」

滝斗

「諦めんなよ!」

キミ子

「あはは」

キミ子

「あっ、そうだ」

キミ子

「今日は特別ゲスト呼んだよ」

サキエ

「特別ゲスト?」

キミ子

「本編に出てきてないのに」

キミ子

「前回のおまけでうっかり名前出しちゃった子」

サキエ

「『アキリ』ちゃんね」

キミ子

「そうそう」

キミ子

「それでは、出てきてもらいましょう!」

キミ子

「どうぞ!」

アキリ

「は、はい!」

アキリ

「ただいま紹介されました」

アキリ

「『** 明希里』です!」

アキリ

「よろしくお願いします」

キミ子

「ちなみに苗字はまだ秘密でーす」

キミ子

「気づいてる人は気づいてそうですが…」

キミ子

「それじゃ、特技とか教えて」

アキリ

「特技てすか?」

アキリ

「姉の面倒を見ることですかね」

キミ子

「えっ、ちょっ!?」

滝斗

「あはは」

キミ子

「滝斗笑うな!」

サキエ

「これ、苗字隠した意味あるの?」

アキリ

「多分、今のでバレましたね」

キミ子

「はい、私の妹です!」

アキリ

「はい、改めまして」

アキリ

「本編には、出ることができなかった」

アキリ

「『来宮 明希里』です」

アキリ

「リメイク版の後半から出る予定です」

アキリ

「まだ、どんなストーリーになるかは、わからないけど」

アキリ

「よろしくお願いします」

キミ子

「それでは、また次回に」

キミ子

「お会いしましょう!」

サキエ

「それじゃーね」

アキリ

「ありがとうございます」

最終回まであと3話

次回もお楽しみに!

輝き― ~君が選ぶ道~

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61

コメント

2

ユーザー

さて、今回もお読みいただきありがとうございます😁 次回の更新は6月7日(金)です! 今度は忘れないようにします😅

ユーザー

予定してた19時に投稿すると、自己紹介文に書いていたのにおもいっきり忘れてしまっていた… すみません!😣

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