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1963年(昭和38年) 12月某日
信楽綾香
ある日の夜の裏路地にて
一条智宏
彩芽の祖母である綾香はある男を追い詰めた
その男が口を開く
そしてくるりと綾香の方を向いて
一条智宏
一条智宏
一条智宏
一条がそう言い放つ
綾香はまだ信じられなかった
騙されたような感覚になった
今まで、いや、昨日までは頼れる『一条会』の団長だったのに
頼れる育ての親であったのに
信楽綾香
綾香はそう呟き咄嗟に銃を構える
だが……撃てなかった
どうしても今までの優しさを思い出してしまう
今自分の目の前にいるのは自分達が血眼になりながら追いかけて来た相手なのに
ずっとこの手で殺したいと思った相手なのに
一条智宏
そう言って一条は自分の左手を先端が刃物のようになった触手のようなものに変える
一条智宏
一条智宏
そう言って、一条は触手を綾香へ伸ばし、綾香の体を突き刺す
信楽綾香
綾香はそう言って倒れ、苦しみに喘ぐ
モブA
そう一人が言うのを皮切りに、一条の周りから取り巻くように綾香の仲間達が一条を囲む
一条智宏
信楽綾香
綾香が苦しみの中、口を開く
一条智宏
一条智宏
一条がそう言うと綾香はフラフラとしながら立ち上がり、掠れた声でこう言う
信楽綾香
一条智宏
一条智宏
一条の体の中にはある特別な物が一条の血の中に入っている
そして、それが入った人間は一条の配下となり
一条が計画する『全世界革命計画』
の駒として利用されるのだ
一条智宏
一条智宏
一条智宏
格上(かくじょう)細胞とは
読んで字の如く、普通の細胞「一般細胞」より格が高い細胞を格上細胞と言う。
大きな違いは「力の差」
一般細胞は個々のばらつきはあるものの、訓練した者であれば十分に殺せる
が、
格上細胞はそうは行かない。
格上細胞は訓練した者でも奇跡的に殺せるかという程度で、一般細胞と力比べをしても全勝で格上細胞が勝つ
それぐらいの力がある細胞なのだ
信楽綾香
信楽綾香
綾香が問う
一条智宏
一条智宏
一条智宏
そして次に一条の口から発せられた言葉に誰もが耳を疑った
一条智宏
一条智宏
皆が静まる
一条智宏
一条がそう言い、もう用事は済んだと言わんばかりにくるりと後ろを向き、歩いて行く
信楽綾香
そう綾香が叫ぶと一条はぴたりと止まり、こう言った。
一条智宏
そして綾香の方を見てこう言った。
一条智宏
そう言って、一条は何処かへ行ってしまった。
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